まちを知る
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「子ども食堂」から「地域食堂」へ。温かい食事がつなぐ世代とコミュニティの絆
2019/11/20 都会も地方も核家族化が進み、「孤食」という言葉もいつの間にか定着した昨今、子どもの貧困や食品ロスなど様々な社会問題、さらに防災・防犯、共助の観点からも改めて地域の絆を見直し、楽しく食べながら支え合おうという取り組みが全国各地で進められている。子どもと保護者が対象の「子ども食堂」から、一人暮らしの高齢者も学生も誰でもウェルカムの「地域食堂」へ。この取り組みが私たちに投げかけて
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戦争と震災を知らない子供たちへ――平和学習が伝える感謝とあきらめない気持ち
2019/9/6 新潟県長岡市には、忘れてはいけない2つの悲しい歴史があります。1945年8月1日の「長岡空襲」では焼夷弾が投下されて焼け野原となり、無差別に多くの命が奪われました。そして2004年10月には最大震度7を記録した「中越大震災」で建物や道路が崩壊し、犠牲者も出ました。 しかし、自分のまちで起こった悲惨なできごとであっても、実際に経験していない人にとっては、どこか遠くの世界で起
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「全員ゴール」を目指した夏の日——小学5年生、2000m遠泳チャレンジの記録
2019/3/25 「小学生が海で2000mの遠泳に挑戦し、クラス全員が泳ぎきった」と聞くと、驚く方も多いのではないでしょうか。大正15年以来、形は変えながらも、現在も続く伝統行事にしている学校が、新潟県長岡市にあります。 長岡市立表町小学校の5年生は毎年7月に「海の学校」と名付けられた校外学習で「遠泳」を行っています。個々に長く泳いだり、タイムを競ったりするのではなく、隊列を作り、それを