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映画『アルキメデスの大戦』山本五十六役・舘ひろしさん特別インタビュー

長岡
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2019年 7月 25日 | な!ナガオカ スタッフ

この記事は、広報誌「ながおか市政だより8月号」を再編集して制作しました。

 

第二次世界大戦時の「戦艦大和建造」を巡る不正を“数学”で暴き、戦争を止めようとした男の物語を描いた映画「アルキメデスの大戦」が、7月26日(金)に全国で公開されます。原作は同名漫画で、史実に基づいたフィクションです。

この映画の中で、後に連合艦隊司令長官となる長岡出身の山本五十六(いそろく)が、大和建造に反対し天才数学者を海軍に招き入れる、物語のカギを握る人物として描かれています。
国力の差から日米開戦に反対し、また次の戦争の主力を航空機であると誰よりも知り抜いていた五十六。今回、映画で五十六役を演じた俳優の舘ひろしさんに、五十六への熱い想いを聞きました。

 

山本五十六は「最も演じたい人物」だった

―五十六を「男子ならぜひやってみたい」役と言っていました。

舘ひろし(以下、舘):五十六の印象は、誰にでも思いやりのある紳士的な人物というものでした。偉い立場になっても答礼を徹底し、戦死した部下の全員の名前を手帳に書いて供養していたといいます。
今回、五十六役を演じるにあたって、作家・阿川弘之さんの著書「山本五十六」をもう一度読み直したんです。五十六の上司で、後に総理大臣も務めた米内光政に戦後、阿川さんがインタビューするんですね。そこで米内さんが一言。五十六を「お茶目ですね」って言うんですよ。凱旋パレードの時、観衆に向かってウインクをしたといいますからね。その一言が五十六を演じる上で、大きなキーワードになっています。紳士的な印象は崩さずに、茶目っ気を加える。そんな「新しい五十六」を演じられるのですから、何のためらいもなく、俳優人生で初めて髪型を坊主にしました(笑)。

 

―五十六を演じる上で工夫した点は。

舘:今回、菅田将暉くんが演じたのが、主人公で天才数学者の櫂直(かいただし)という人物です。大の軍人嫌いですが、天才的な数字の力が海軍に見込まれます。その櫂を引き込むキーマンが五十六です。
監督の山崎貴さんからも、五十六の良い意味での“人たらし”の部分を全面に出してくれと要望があったんです。リーダー像としても人気の五十六のイメージを踏まえつつ、人の心を動かす五十六を表現したいと思いました。

 

新たな視点で、五十六の複雑な
心境や真意に触れてほしい

―最も印象に残っているシーンは。

舘:真珠湾攻撃を語る五十六に、國村隼さん演じる海軍中将・永野修身から「君も軍人なのだな」と言われるシーンです。
そこで表現したかったのは五十六の、“絶対に戦争をしてはいけない”と思っていても日米開戦が避けられないことを感じ、どこかで軍人として“準備を怠らない、戦うなら勝つしかない”という複雑な心境や真意で、特に注目してほしいシーンです。

 

-長岡は、太平洋戦争開戦の地・真珠湾があるホノルルと姉妹都市となり、平和交流を続けています

舘:戦争は、自国の状況や世界情勢などに対しても、当時の人たちが無知だったり情報が少なかったりしたことが引き起こしたものだと感じています。そういう意味でも、今長岡市が取り組んでいる、両市の子どもたちが一緒になって情報や想いを分かち合うことは、お互いに心から許し合える、つまり真の平和につながる素晴らしいことだと思います。
映画を通じて、全国の人たちに五十六という人物をもっと知ってほしいです。そして、戦争が憎いもので、平和を考えてもらうきっかけになれば、大変うれしいです。
最後に、この映画で長岡出身の山本五十六という大きな役をいただけて本当に光栄です。
長岡のみなさんが誇りに思っている五十六をきちんと演じきれたかどうか、最も演じたい人物の一人でしたので、全力でやったつもりです。ぜひ劇場で見ていただきたいです。

 

長岡市へのスペシャルメッセージも!

今回インタビューさせていただいた舘ひろしさんと主演の菅田将暉さんからは、長岡へ向けたメッセージもいただきました。
こちらもぜひご覧ください!

 

 

お二人をはじめ、出演者のみなさんからのコメントはこちら。

天才数学者・櫂直(かいただし)役 菅田将暉
―誰もが知っている戦艦「大和」から見えてくる日本人の性と数学から浮き出てくる果てしない愚かさに、僕はロマンを感じました。そのスケールは非常に映画らしく、そして夢と現実に生きる僕ら現代人に突き刺さる題材だと思います。今やらなければならない作品だと思いました。使命感を持って臨んでいきます。そんな緊張感の中、現場では山崎監督のニンマリ企み顔が毎日癒しです。

海軍少将・山本五十六役 舘ひろし
―山本五十六という大きな役をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。男子ならばやはりやってみたい役だと思います。役の為に髪を短く切ってほしいとお願いされた時も、やぶさかでなく、すごく嬉しかったです。第2次世界大戦前の少し若い時代を演じるということで、いろいろな文献を読み直し、数々の名優が演じられてきたものと、またちょっと違う山本五十六を意識して演じました。

尾崎鏡子役 浜辺美波
―戦時中に海軍のトップで日々戦っていた男たちの熱い話ですが、私の演じる一般人の視点でも見てもらえると、また違う捉え方も味わって頂けると思います。

海軍少尉・田中正二郎役 柄本佑
―舘ひろしさんはおおらかで、どっしりと演じられていて、しなやかな強さをもつ「新しい山本五十六」を見ました。

大里造船社長・大里清役 笑福亭鶴瓶
―主演の菅田将暉くんとは番組で何度も一緒にやらせてもらいましたが、俳優として人気も実力も凄い勢いで伸びていっている人と、こうやって一緒に映画を作れるのは面白い経験でしたね。

 

監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」の山崎貴監督。豪華キャストが演じる『アルキメデスの大戦』はこの夏必見の映画です!

 

©2019「アルキメデスの大戦」製作委員会
©三田紀房/講談社

【映画公式HP】https://archimedes-movie.jp/

記事制作:新潟県長岡市(広報課)TEL:0258-39-2202
Special Thanks:武重篤(東宝株式会社)

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