見渡す限りの海と空!水平線に夕日が沈む和島オートキャンプ場で最高の夏時間を

2017.7.19

梅雨もほぼ明け、いよいよ本格的にキャンプシーズンの到来です。行き先候補としてぜひチェックしてほしいのが、新潟県長岡市和島(わしま)にある「和島オートキャンプ場」。日本海に面した丘の上にあるキャンプ場で、水平線に沈みゆく夕日を見ながら、贅沢なアウトドア体験ができる場所です。

海に面したキャンプ場は全国にいくつもありますが、これだけの絶景でキャンプが楽しめるできる場所となると、なかなか貴重なのではないでしょうか。

また、海沿いにありながら周囲は森に囲まれている、緑豊かなキャンプ場でもあります。キャンプサイトから海水浴場までは徒歩約5分。海と山のレジャーとを同時に楽しめるのも魅力です。

そんな和島オートキャンプ場の魅力を知り尽くすため、今回は、実際にオートキャンプサイトにテント泊してみました!

 

海沿いの高台にあるキャンプ場

和島オートキャンプ場があるのは、海に面した国道402号線沿いの丘の上。
その地形を活かしたつくりになっています。

キャンプサイトはA区画、B区画、C区画に分かれています。

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和島オートキャンプ場HPより

簡単に各区画の説明をすると、

A区画:キャンプ場内で最も高い場所にあり、AC電源付き。キャビンやバンガローもある
B区画:坂を下ったところにある。海は見えないものの、森の中でのキャンプが楽しめる
C区画:ペット同伴可能。管理棟から離れている

B区画にはテニスコートが2面あり、釣り堀や広場が設置されています。

このようになっています。
とくにおすすめなのは「A区画」。

丘の端にあるカーブを利用してつくられているので、遮るものがほとんどありません。

キャビン(A区画)。

キャビン(A区画)。

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バンガロー。

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バンガローのテラスから見える日本海。

どのサイトも海が見えやすいよう設計されています。

今回は、海の見えるA区画にテント泊してみたいと思います。

 

オススメは、テントから夕日がみえるA区画

とくに人気が高いのは23、24番サイト。サイト内のどこにテントを張っても海が見えるのです。

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左が23、右が22番サイト。

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サイト内はじゅうぶんな広さがあり、ソロからファミリーまで対応可能。

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テントの入り口を海に向けて設置。

この23番サイトは、海に沈む夕日を目の前に見ながらキャンプができる、キャンパーに大人気のサイトです。

テントの入り口を海に向ければ、テントの中から夕日を眺めることもできます。

 

電源付きサイトだから様々な楽しみ方ができる!

A区画にはAC電源も付いているので、非常に便利。スマホなどの充電だけでなく、小型冷蔵庫を持ち込めば食材やビールを冷やしておくこともでき、楽しみ方も広がります。

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今回は、燻製を行う「スモーカー」という器具をお借りしました。この写真は小型のタイプですが、大人数の場合はもっと大きいものを借りることもできます。スモーカーだけでなくテントから食器類まで、様々なツールがレンタル可能です。

それでは、電源を利用して電熱器を使い、燻製をしてみましょう。

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チップや炭、ちょっとした食材は管理棟内の売店で購入することも可能です。

今回は、チーズの燻製を作ってみたいと思います。チップを投入し、電熱器を熱してしばらく待ちます。

なお、土曜日などの休前日には、予約をすると、インストラクターによる燻製レクチャーを受けることができるほか、管理人さんに作ってもらうことも可能とのこと。「うまく作る自信がないけれど、美味しい燻製を楽しみたい!」という方や、テニスや釣りなどのアクティビティをメインに楽しみたいという方には良いかもしれません。

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燻製と料理の仕込みなどを行いつつ、ゆったり過ごしながら夕暮れを待ちます。

海の近くではありますが、緑に囲まれた自然豊かなキャンプ場なので、虫対策は万全に!
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燻製が出来上がるのを待つ約1時間の間に、コンロとスキレットで料理。冷蔵庫でキンキンに冷やしたビールと燻製チーズに合うような料理を作りたい!ということで、スキレットでステーキを作りました。

電源付きサイトだったので、うまくやれば料理の面でも出来ることの幅が広がると思います。調理の時間と労力を節約できれば、海辺でのリラックスタイムもより楽しめますね。

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準備していた燻製もちょうど出来上がり、夕食の準備が整いました!

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日本海に沈む美しい夕日を目の前に、冷えたビールを片手に食事を楽しむ。

なんとも贅沢な時間です。

これを見ることができるというでも、ここを訪れる価値があります!

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夕日が沈んだ後に幻想的な薄明りが現れる時間、「マジックアワー」もゆったりと楽しめます。

この和島オートキャンプ場、7月後半から8月にかけてのハイシーズンは、毎年早々に予約で埋まってしまうほど人気があるのだそう。Aサイトに宿泊したい場合は、早めの予約をおすすめします。

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A区画7番サイトからの眺め。

A区画の他サイトもそれぞれ違った景色が楽しめます。

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管理棟のすぐ近くにある展望台では、キャンプ場内で最も高い場所から周囲を一望できます。キャンプ場利用者であれば誰でも入ることができます。

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リピート特典として、スタンプカードを集めるとグッズがもらえます。初回利用時にカードが渡され、次回利用時には2,000円割引チケットとオリジナルタオルのセット、3回集めるとオリジナルシェラカップがもらえます(2017年開催時)。

 

海水浴場へも簡単にアクセス可能

海に近い和島オートキャンプ場ならではの魅力として、海水浴場へのアクセスのしやすさも見逃せません。

管理棟からB区画へ向かう途中に海水浴場への道があり、数分歩けばすぐに海水浴場に行くことができます。

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時おり海風が吹き抜ける遊歩道を下って行くと、すぐに海水浴場へ。

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キャンプ場のすぐ下にひろがる山田海岸海水浴場。

泳いだあとは、体を乾かしつつキャンプ場へ戻ると気持ちよさそうですね。

A区画にあるサニタリーハウスにはシャワー(有料、5分200円)もあるので、とても便利です。

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サニタリーハウス(A区画)。シャワーの他に水洗トイレ、炊事場、洗面場、コインランドリーを完備。

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山田海岸では海釣りを楽しむこともできます。フグやクロダイ、キスが釣れるそうですよ。

A区画とB区画の間には森林遊歩道が整備されています。アップダウンが激しい箇所もあるので、ちょっとした森林トレッキングも楽しめます。

海のレジャーと山のレジャーを一緒に楽しむことができるのは大きな魅力です。

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森林遊歩道。

緑が豊富なBサイトのすぐ横には、子どもを遊ばせる遊具のあるエリアもあります。

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傾斜を活かした滑り台などの遊具があります。

 

あわせて訪れたい周辺エリア

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和島オートキャンプ場の周囲には、地元農家産の野菜直売所が併設されている道の駅やレストランなどがあります。

国道116号線沿いにある「道の駅・良寛の里わしま」へは、車で約10分ほどでアクセスできます。

地元農家さんがつくる朝採れ野菜の直売コーナーや、名物のソフトクリーム「ガンジーソフト」があります。

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ガンジーソフト(1個400円、税込み)。

ブランド牛の「ガンジー牛」のミルクを使用したソフトクリームです。濃厚でありながら後味さっぱり。とても食べやすいガンジーソフトは、行列ができるほどの大人気商品。

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レストラン「和島トゥー・ル・モンド100年の時をこえて」。明治時代から廃校になるまで105年間この地にあった島田小学校の木造校舎を、外観にはあえて手を入れず、リノベーションしたレストランです。

絶品のモダンフレンチがレトロな校舎で楽しめるということで、評判のスポットに。予約の取りにくい人気レストランとして生まれ変わりました。

100年の時をこえて、本物の物語を伝える~和島トゥールモンド~

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併設のパン工房「アルモニエ」も大人気。休日には、和島の美味しい水と厳選された小麦でつくられたパンを求める人で列ができるほど。

キャンプ場からは県道192号線で直接つながっているので、アクセスが容易。こちらもおすすめです。

アウトドアもドライブも気持ちいいサマーシーズン、ぜひ、和島で過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

Text and Photos: Junpei Takeya

 

和島オートキャンプ場
[住所]新潟県長岡市両高1番地
[電話番号]0258-74-3010
[開設時期]4月26日~11月上旬
[休館日]12月1日~3月31日
[営業時間]総合案内施設(管理棟)8:30~17:00
[宿泊]
テントサイト 1泊2日 14:00~翌日11:00
日帰り 11:00~14:00
ハンガロー 1泊2日 14:00~翌日11:00
日帰り 11:00~14:00

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