“畑違い”で受け継いだ、母娘二代の人生の証。苗木会社が「まんじゅう作り」を始めた理由を聞いた
今から約100年前、新潟県長岡市の越路地域には、地元の人々に愛される特別なまんじゅうがありました。その名も「さわまん」。一般的なまんじゅうとは一味違う、独特の風味をもつ生地が評判となり、ほかにはない味に虜になる人々が続出。しかし、さわまんを作ることができたのは「トヨばあさん」と呼ばれるたった一人の人物だけでした——。 継ぎ手がいなければ、この味は永遠に失われてしまう……。そこで、さわまんを継