な!ナガオカ

大人も楽しめる絵本がたくさん!自宅リビングで営む、癒しの小さな書店 littlebooks

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アート買う長岡
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2016年 12月 6日 | な!ナガオカ スタッフ

長岡のまちにもうじき雪の季節がやってきます。

「タイヤ交換した?」車のスタッドレスタイヤへの履き替え状況が挨拶代わりに交わされます。「ようやく昨日したよ」

冬じたくも追い込みといったところです。

家で過ごすことも多くなるこれからの季節、時間をつくって読書にふけるのもいいですね。

そんな時間にぴったりの本を探していたところ、自宅のリビングで営む本屋「little books」さんに大人も楽しめる絵本があるという評判を聞きつけ、お邪魔してきました。

長岡の冬といえばということで、雪降る夜に読みたい、おすすめ絵本の紹介もあります。

 

自宅のリビングで毎週二日間だけ営業する本屋

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二児の母でもある、店主のひろかわかよこさん。出産、育児をきっかけに絵本に魅了されたのだそう。

住宅街に佇む一軒のお宅。外観も内観も普通の一般住宅に見えます……が、しかし! 実は、毎週木曜日と金曜日の二日間だけ、なんと本屋になるんです。新刊絵本を中心に、リビングに並べて販売をしています。

このお店が扱うのは「大人が気づきを得るための絵本」。部屋には、店主のひろかわかよこさんが選んだ「大人に読んでもらいたい本」がいっぱいです。

子育て中のお母さんを中心に、年配の方も多く訪れるlittle books。取材で伺った時には、常連さんがお友達と一緒に来店中。ひろかわさんとおしゃべりをしながら本を選んでいました。

little booksを訪れるお客さんの中には、数時間ゆっくり滞在していく人も多いそうです。

「来店してくれる人の中には、今までの自分の話をぽろぽろと吐き出して、涙を流して帰る方もけっこういます。荷物をここで降ろしていく感じですね」(ひろかわさん)

little booksは、自宅リビングのアットホームな雰囲気と、ひろかわさんの相槌で、リラックスして過ごせる空間なのでしょう。

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ラインナップは、クスリと笑えるユーモアのある本や勇気をくれる本、友情の大切さや無理せず自分らしくいることを教えてくれる本など、息抜きや自己肯定につながるような本が多数。また、命の終わり、出産や命のはじまりといった題材も目立ちます。

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「大型書店や図書館では本が多すぎて選べないという声も聞きます。そういう人にとって、リビングで営む小さな本屋は丁度いいのかもしれません」と、ひろかわさんは話します。

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それぞれの本には、ひろかわさんの手書きメッセージが。 「本選びのヒントになればと思って書いています。同じ本でも入荷のたびにその時思うことを書いているので、いつも内容が違います」。

 

本と人が出会う場を作りたかった

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ひろかわさん曰く、声のトーンや話し方を変えることで0歳児も、中学生も、おじいちゃんおばあちゃんもそれぞれに届きやすい読み聞かせがあるのだそう。

「絵本セラピスト®」であるひろかわさん。資格修得のきっかけをたずねると、絵本の読み聞かせボランティア養成講座を受講し、市内の子育て支援施設で子どもたちへ絵本の読み聞かせをしていたときの出来事を話してくれました。

「東日本大震災を受けて長岡に避難していた人たちに絵本を読む機会があったんです。その時に、喜んでくれた人もいたけど、目の前に問題を抱えている人へ読み聞かせを届けることが難しくて悔しい思いもしました。それでどんな状況の人にも届けられるようになりたい。そう思ったのがきっかけです」

ボランティアやセラピー教室などを通して、絵本に触れることで人の心が柔らかくほぐれていくことを実体験してきたひろかわさん。かたや、「参加者からは『求める本と出会えない』という声もよく耳にしてきた」と言います。そんな経緯で、ひろかわさんは「自分が居心地のいい空間で本に触れてほしいと思ったら、自宅だったんです」と、2014年からlittle booksの営業をスタートしました。

 

little booksひろかわさんオススメの絵本3選

ひろかわさんに、これからの季節にお勧めの絵本を教えてもらいました。

おすすめ その1
「だんろのまえで」 鈴木まもる 教育画劇 1,100円(税別)

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「この絵本には、個人的に思い入れがあるんです。読み聞かせボランティアの時に、子どもからリクエストがあって初めて読んだのですが、ちょうど当時の自分の心情と重なるところがあって、絵本セラピー®を目指すきっかけにもなった1冊です。子ども受けはしなかったんですが(笑)、周りで聞いていた大人の中には感動している人もいました。

絵本の中で、男の子に向かってウサギが言うフレーズが心に染みます。言葉を交わす二人の距離感が絶妙で、とてもいいんです」

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おすすめ その2
「ゆきのあさ」 ステフィ・ブロコリ アノニマ・スタジオ 1,800円(税別)

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「雪の上に付いた足跡をたどっていく物語です。真っ白な絵本に色鮮やかに描かれた動物が隠れている、色の対比が素敵な作品です。ページが一枚の帯になっているので、雪道をお散歩しているようで楽しいですよ。静かな雪景色を連想するので、雪国の人もそうでない人にもお勧めです」

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おすすめ その3
「翻訳できない世界のことば」 エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ訳 創元社1,600円(税別)

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「外国語の中には、どうしても日本語の一言には直せない言葉があります。それがたくさん紹介されているのがこの本。文化の違いが感じられて、ついつい、それそれの国での暮らしぶりを想像してしまう1冊。言葉が好きな人は特に面白いと思います。
美しい言葉の響きを楽しんでほしいですね。きっと魅かれる言葉に出会えますよ」

 

これからの季節、冬ごもりの準備として、little booksに本を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
自分で読むだけでなく、声に出して人にも読んであげたくなる絵本がきっとみつかりますよ。

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littlebooks
[住所]新潟県長岡市関原東町87
[営業日]木曜日・金曜日
[営業時間]10時30分~16時00分 ※営業日や時間が変更になることもあります。HPやfacebookでご確認ください。
[HP]http://littlebooks.wixsite.com/kayokohirokawa
[facebook]https://www.facebook.com/littlebooks.kayokohirokawa/?pnref=story
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