まちを知る
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サステナブルで効率的、キャビアもとれる農業!? 日本最大級のアクアポニックス農場が長岡にある理由
2021.8.11 アクアポニックスという言葉をご存知だろうか。これは、水産養殖の「アクアカルチャー(Aquaculture)」と、水耕栽培の「ハイドロポニックス(Hydroponics)」を掛け合わせた言葉。「なんだか難しそう」という声が聞こえてきそうだが、仕組みはいたってシンプル。ひとことで言うならば、養殖している魚の糞を肥料にして植物を育てるという農業の形態だ。 日本ではまだあまり浸透し
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ベンチャー続々誕生の立役者!起業を目指す人のサポーター「CLIP長岡」
2021/2/6 新潟県長岡市が、起業を目指す人たちにとって心強いまちになろうとしているということをご存じですか? 2020年9月からは起業の必要経費を上限50万円まで助成するスタートアップ補助金が設けられ、ビジネス創業を後押し。将来性のある学生ベンチャーが続々と誕生しています。そのサポート役として注目を集めているのが、一般社団法人 新潟県起業支援センターが運営する「CLIP長岡」です。起業志望
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パワースポット王国をPRするUターンデザイナー。その眼に映る「これからの観光」とは?
2020/11/14 新潟県長岡市の山間地にある栃尾エリア。名物の分厚い油揚げ=“あぶらげ”で有名だが、実は、珍しい寺社の宝庫としてマニアに認知されていることをご存じだろうか?小さなまちのあちこちには多数の神社が鎮座しており、上杉謙信が初陣の頃に拠点にしていたゆかりの地であったり、受験生がご利益を授かるための珍しい作法があったり、はたまた男性器の御神体を祀っていたり……。それぞれが唯一無二の個性
ひとを知る
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作業は半日で終了、若者も続々参入!「大口れんこん」農家の豊かな働き方
2021/4/18 長岡市には、神楽南蛮や枝豆といった特色豊かな農産品がある。市内の大口地区で生産されている「大口れんこん」もその一つ。シャキシャキとした歯ざわりが自慢のブランド野菜だ。ほとんどが新潟県内のみで消費されているのにもかかわらず、年間売り上げはおよそ5億円。長岡市内で生産される野菜のなかでも、ダントツの売り上げを誇っている。 日本の農業全体が高齢化や後継者不足に苦しむなか、大口
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直江兼続も愛した「与板打刃物」の危機。存亡を賭けた弟子取りと、地域ぐるみで継承を支える人々を追う
2021/3/26 戦国時代より450余年の歴史をもつ越後与板打刃物。上杉謙信の家臣であった直江実綱(2009年の大河ドラマ『天地人』の題材となった直江兼続の義父)が刀剣をつくる職人を連れてきたことで、“刀の産地”として栄えたのがその始まりといわれている。江戸時代中期以降はその技術を生かした大工道具の生産も始まり、現在は「伝統的工芸品」に指定されるノミ、カンナ、チョウナ、マサカリなどを主につくっ
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驚きの“動く整体サロン”を経営!常識にとらわれず柔軟に生きる、ある夫婦の挑戦
2020/2/5 欧米で人気急上昇中の「タイニーハウス」。直訳すると“小さな家”を意味する、その名の通りミニマルな造りの住居だ。多くはタイヤを装備しており、コンパクトなサイズ感だからこそ機動性は抜群。“シンプルで豊かな暮らし”を目指す人々の新しい住まいの選択肢として注目を集めている。 まだ日本ではめずらしいタイニーハウスだが、これを整体サロンとしてオープンしたのが五十嵐貴博さん、利恵子さん
ものを知る
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スピードメーターの名門「日本精機」の新製品は…CO₂測定器!? 変わる時代と、変わらぬ技術への誇りを聞いた
2021.10.4 新型コロナウイルスの流行から一年半。感染症予防の対策として、こまめな換気が今や必須とされています。しかし、暑さ寒さの厳しい季節は室内を密閉しがちですし、定期的に換気をしていても、室内の人数によって空気環境はすぐに変わるもの。厚生労働省は、二酸化炭素濃度1000ppm以下を、換気が良好にされている状態の目安としてあげていますが、目に見えない二酸化炭素濃度について、人の感覚で判断
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衝撃のふわふわに感動!刃物のまちの町工場が作り上げた「究極のかき氷機」とは!?
2019/8/22 連日、うだるような暑さが続いています。季節はすっかり夏。ジリジリと照りつける太陽で汗が止まらず、思わず冷たいものが恋しくなるという方も多いのではないでしょうか? 夏の風物詩といえば「かき氷」。かき氷を最初に食べた日本人は枕草子の清少納言といわれており、昔から親しまれているスイーツですが、ここ数年は、台湾かき氷が爆発的人気となったり、シロップや氷にこだわった専門店が生まれたりと
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物体がワープ!? 驚異の「すくい上げマシン」に見る、求められるものづくりの真髄
2018.1.8 物体を、形はほとんどそのままに、別の場所に移動させる————こう聞いて連想するのは、SFでおなじみの「ワープ」。これに近いことを、ごく小規模に行う機械がある……と聞いて、にわかに信じられるだろうか。 しかし、それは実在する。 その名もSWITL(スイットル)。 動画投稿サイトYouTubeには、その様子を紹介した動画がいくつかアップされている。そのうちのひとつ