まちを知る
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秋晴れの市街地が「発酵」一色に! 「長岡の発酵」を楽しむ「HAKKO trip」、3年目の挑戦と手応え
2021.12.7 2021年10月30日(土)、年に一度の発酵のお祭り「HAKKO trip」が今年も開催されました。昨年までは長岡駅直結のアオーレ長岡と、酒蔵や味噌蔵が集中的に立地する摂田屋エリアの2会場開催でしたが、3年目を迎える今年は、会場を摂田屋・宮内に絞っての開催という初めてのチャレンジ。歩行者天国ゾーンも設置して、40ブース以上がそろう大規模なものとなりました。 昨年に引き続
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発酵を「自分で考える」手がかりに。「地域とつながる」長岡農業高校の発酵・醸造実習
2021.10.28 新潟県立長岡農業高校には、「発酵・醸造」をテーマにしたユニークな授業がある。16もの酒蔵が立地する長岡市らしく、地元企業や農家の協力を仰ぎながら、生徒たちは日本酒、ワイン、味噌、醤油といった発酵食品の作り方を実践で学んでいく。今回は生徒たちが収穫したぶどうでワインの仕込み実習を行うというので、その模様を取材すべくお邪魔した。 高校三年生による はじめ
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サステナブルで効率的、キャビアもとれる農業!? 日本最大級のアクアポニックス農場が長岡にある理由
2021.8.11 アクアポニックスという言葉をご存知だろうか。これは、水産養殖の「アクアカルチャー(Aquaculture)」と、水耕栽培の「ハイドロポニックス(Hydroponics)」を掛け合わせた言葉。「なんだか難しそう」という声が聞こえてきそうだが、仕組みはいたってシンプル。ひとことで言うならば、養殖している魚の糞を肥料にして植物を育てるという農業の形態だ。 日本ではまだあまり浸透し
ひとを知る
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地元の恵みをビールに込めて。長岡の四季と風土を味わうクラフトビール「HEISEI BREWING」の船出
「発酵・醸造のまち」を掲げる新潟県長岡市。米どころといえば「日本酒」のイメージが強いのが常ですが、実はいま長岡にも全国的なクラフトビールブームの波がひたひたと押し寄せ、盛り上がりを見せています。その拠点となっているのが、全国各地の50社以上のクラフトビールを扱う酒販店「酒屋(さけや)平成堂」。駐車場で定期的に開催されているイベント「平成堂ローカルビア&マーケット」には県外からもファンが集う盛況ぶり
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このまちに、子どもの自由な遊びを育む環境を。一人の青年から広がり始めた「プレーパーク」の輪
「子どもは遊びの天才」と、よく言われます。しかし現実は、「学校や保育園から帰宅すればYoutube動画やテレビを見てばかり……」とため息をついている親御さんも多いのではないでしょうか。特にコロナ禍の昨今は、友だちの家に集まって遊ぶことも遠慮しがち。公園に出ても、特に都市部では「あれも禁止」「これも禁止」という看板が目につくようになり、子どもたちの遊びの機会が社会から失われつつあります。 夢中
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【長岡蔵人めぐり 第10回】「速醸造り」発祥の蔵! ブレない酒造りで地域に福を招くお福酒造
日本屈指の酒どころ、長岡市内の16蔵をめぐるこの企画。今回お邪魔したのは、東山山系の麓、豪雪地帯の横枕町にあるお福酒造です。明治時代に「速醸造り」と言われる醸造技術を開発し、日本酒の安定量産を可能にした伝説の人物、岸五郎が設立した蔵でもあります。日本酒醸造の近代化を進めたと言っても過言ではないお福酒造は、今どんなお酒を作っているのでしょうか。そして、時代の変遷に合わせて、どのように酒造りを変化させ
ものを知る
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「地域と歩む障害支援」とは何か。アート制作販売から広がる「工房こしじ」の共生の輪
アール・ブリュットという美術用語をご存じでしょうか。正規の美術教育を受けていない人が、既存の表現方法にとらわれずに制作したアートの総称で、障害のある人のアートもそのうちに含まれます。そうした作品をデザインとして商品化する試みをしている事業所があると聞いて、長岡市越路地区にある「みのわの里工房こしじ」を訪ねました。ここは一般企業等で雇用されることが困難な障害を抱えた人に働く場(障害事業所)を提供した
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【2021年版】遠方の方にも味わってほしい!「ネットで買える」長岡の美味8選
2021.6.10 2016年に公開した帰省のお土産にも最適!長岡のオススメ手土産・お年賀10選は今でも定期的に読者のみなさまに読んでいただける人気記事となりました。全国の方々に長岡でもっと美味しいものを食べて、飲んで、お土産として持って帰っていただきたい気持ちはやまやまですが、ここ1年半ほどは新型コロナウイルスの影響で、思うような帰省や旅行が難しかったことと思います。今は長岡にお越しいただくこ
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赤飯なのに赤くない!? 長岡名物「しょうゆ赤飯」の謎
2017.11.26 「赤飯」といえば、お祝いごとに欠かせないご飯。ささげや小豆で染めたピンク色のご飯は、「紅白」を祝いの色とする日本文化においては見るからにおめでたく、食卓に華やぎを添えてくれます。ところが、新潟県長岡市では、少々様子が違います。この街で「赤飯」と呼ばれているそれは、なんと、しょうゆ色。はっきりいえば茶色の「しょうゆおこわ」です。そのうえ、豆は大きな金時豆。いったい、なぜ長岡で