まちを知る
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戦争と震災を知らない子供たちへ――平和学習が伝える感謝とあきらめない気持ち
2019/9/6 新潟県長岡市には、忘れてはいけない2つの悲しい歴史があります。1945年8月1日の「長岡空襲」では焼夷弾が投下されて焼け野原となり、無差別に多くの命が奪われました。そして2004年10月には最大震度7を記録した「中越大震災」で建物や道路が崩壊し、犠牲者も出ました。 しかし、自分のまちで起こった悲惨なできごとであっても、実際に経験していない人にとっては、どこか遠くの世界で起
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「長岡花火」のルーツは遊廓にあり!? 花火大会はじまりの歴史を探る
2018.7.29 毎年8月2日・3日に開催される「長岡まつり大花火大会」。1945年8月1日に街の中心部を焼き払った長岡空襲の犠牲者への慰霊と鎮魂、また2004年10月23日に発生した新潟県中越地震からの復興の願いが込められていることは、よく知られている。 しかし、その起源は明治時代に遡り、長岡花火財団公式サイトによれば、「1879年(明治12年)9月14日・15日、千手町八幡様のお祭り
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長岡発の雪国名物「消雪パイプ」。驚きの仕組みとその歴史に迫る!
2018.3.20 全国各地を寒波と大雪が見舞い、積雪による車の立往生や渋滞が多かったこの冬。普段は雪自体が珍しく、除雪車の備えがほとんどないような地域でもよく降り、大きな混乱を招いた。改めて道路への積雪対策が問われる場面も多く、「豪雪地帯ではどのようにしているのだろう」と思う方も多かったのではないだろうか。基本はどこも同じく除雪車による除雪が中心だが、新潟県長岡市には独特の消雪設備が備えられて