まちを知る
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無念の中止…それでも長岡花火が夜空に託す「慰霊・復興・平和」のプロジェクト
2020/7/29 新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、各地で人の密集を伴う公演やイベント、祭りなどの中止が相次ぐ2020年。その日のために研鑽を積んできた関係者や、年に一度の祭りに思いを寄せてきた地元の人々の心中は察して余りあるものがあります。 長岡市が誇る「長岡花火」、正式には長岡まつり大花火大会も、今年の状況を鑑みて中止が決定。市民や、楽しみに長岡を訪れる花火ファンにとって
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戦争と震災を知らない子供たちへ――平和学習が伝える感謝とあきらめない気持ち
2019/9/6 新潟県長岡市には、忘れてはいけない2つの悲しい歴史があります。1945年8月1日の「長岡空襲」では焼夷弾が投下されて焼け野原となり、無差別に多くの命が奪われました。そして2004年10月には最大震度7を記録した「中越大震災」で建物や道路が崩壊し、犠牲者も出ました。 しかし、自分のまちで起こった悲惨なできごとであっても、実際に経験していない人にとっては、どこか遠くの世界で起
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防災は市民が主役!一人ひとりが防災力を高める「安全大学」と「安全士会」とは?
2018.12.13 北陸の豪雪、西日本豪雨、相次ぐ巨大台風、大阪や北海道の地震と各地で自然災害が多発した2018年。“天災は忘れた頃に……”と悠長に構えていられない状況に、我が家の備えを見直した人も多いかもしれない。そんな中、災害が日常の延長線上にあることを強く意識し、防災を生活の中に取り入れようという機運が高まっている。 2004年10月23日に発生したM6.8の新潟県中越地震を契機に
ひとを知る
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【長岡蔵人めぐり 第10回】「速醸造り」発祥の蔵! ブレない酒造りで地域に福を招くお福酒造
日本屈指の酒どころ、長岡市内の16蔵をめぐるこの企画。今回お邪魔したのは、東山山系の麓、豪雪地帯の横枕町にあるお福酒造です。明治時代に「速醸造り」と言われる醸造技術を開発し、日本酒の安定量産を可能にした伝説の人物、岸五郎が設立した蔵でもあります。日本酒醸造の近代化を進めたと言っても過言ではないお福酒造は、今どんなお酒を作っているのでしょうか。そして、時代の変遷に合わせて、どのように酒造りを変化させ
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「錦鯉」で世界とつながる! 若きブリーダー3兄弟が描く、地域復興の未来図
2017.12.13 錦鯉(ニシキゴイ)と聞いて思い浮かべるのは、日本庭園の広大な池で悠々と泳ぐ風雅な佇まいや、富裕層だけに許された贅沢なお道楽のイメージかもしれません。この11月に来日した大富豪の代名詞、トランプ大統領が見せた豪快なエサやりも話題になりましたね。 しかし実は近年、錦鯉は主にアジアや欧米など海外で人気沸騰中。庶民にも気軽に飼える鑑賞魚として人気なのです。発祥の地である新潟県