まちを知る
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無念の中止…それでも長岡花火が夜空に託す「慰霊・復興・平和」のプロジェクト
新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、各地で人の密集を伴う公演やイベント、祭りなどの中止が相次ぐ2020年。その日のために研鑽を積んできた関係者や、年に一度の祭りに思いを寄せてきた地元の人々の心中は察して余りあるものがあります。 長岡市が誇る「長岡花火」、正式には長岡まつり大花火大会も、今年の状況を鑑みて中止が決定。市民や、楽しみに長岡を訪れる花火ファンにとっては残念な夏となって
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戦争と震災を知らない子供たちへ――平和学習が伝える感謝とあきらめない気持ち
新潟県長岡市には、忘れてはいけない2つの悲しい歴史があります。1945年8月1日の「長岡空襲」では焼夷弾が投下されて焼け野原となり、無差別に多くの命が奪われました。そして2004年10月には最大震度7を記録した「中越大震災」で建物や道路が崩壊し、犠牲者も出ました。 しかし、自分のまちで起こった悲惨なできごとであっても、実際に経験していない人にとっては、どこか遠くの世界で起こったかのように感じ
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防災は市民が主役!一人ひとりが防災力を高める「安全大学」と「安全士会」とは?
北陸の豪雪、西日本豪雨、相次ぐ巨大台風、大阪や北海道の地震と各地で自然災害が多発した2018年。“天災は忘れた頃に……”と悠長に構えていられない状況に、我が家の備えを見直した人も多いかもしれない。そんな中、災害が日常の延長線上にあることを強く意識し、防災を生活の中に取り入れようという機運が高まっている。 2004年10月23日に発生したM6.8の新潟県中越地震を契機に、長岡市で2006年に誕