な!ナガオカ

今こそ平和の尊さを感じよう!長岡まつり前夜祭に行う「灯籠流し」とは?

まつり学ぶ長岡
まつり学ぶ長岡
2016年 7月 25日 | な!ナガオカ スタッフ

出前授業、柿川清掃……
「灯籠流し」から広がる活動の輪

--今の子どもたちは、私たち大人も含めて平和であることが当たり前となって、過去の史実を実感として持てなくなっています。

髙見「昨年、戦後70年の節目を迎えて、これからは空襲を経験した方が少なくなることへの危機感があります。長岡青年会議所では、そうした事実を踏まえて、数年前より長岡市内の小・中学校で『平和学習』の出前授業を行っています。長岡空襲のことを長岡青年会議所のメンバーが、学校の授業の中で直接生徒たちに伝えています。子どもたちの熱い視線にこちらの身が引き締まる思いです。子どもたちの純粋な吸収力をもって、真面目に受け止めてもらえているという手ごたえがあります。」

0801柿川灯籠流し7-長岡青年会議所-支給

13年間、途絶えていた灯籠流しを復活させた長岡青年会議所の先輩たちの熱き思いが、継承されています。昨年、戦後70年の節目を迎えて、戦争を知る世代が少なくなった危機感から「平和学習」の出前授業が誕生。青年会議所のメンバーらが小・中学校へ出向き、直接訴えかけます。

--青年会議所の方々の並々ならぬ思いが伝わる授業なのでしょうね。

髙見「過去の事実を伝えると同時に、未来志向で平和の尊さを訴えていきます。次の世代を担う子どもたちに長岡の歴史を知り、平和について考える機会になってほしいと願っています。『平和学習』で話を聞き、『灯籠流し』や長岡まつりに参加して、感じたことについて考えを深めていきます。その世代がやがて長岡の未来を切り開いていくのだと信じています。」

--親や子、子から孫へというように脈々と受け継がれていくとよいですね。

髙見「はい。できるだけ多くの方と『灯籠流し』を共有したいと思っています。先日も多くの市民の方に参加頂いて、柿川と周辺の清掃を行いました。初めの頃は、青年会議所のメンバーだけで清掃活動を行ってきました。周辺の清掃と川底も全て、さらってきれいにするので大変な作業です。続けていく中で、徐々に協力の輪が広がり、今では広く市民の方から清掃ボランティアを募っています。きれいな川で安全に『灯籠流し』が出来るように、今年もボランティアの方々が汗を流してくださいました。そうしたみなさんの善意によって『灯籠流し』は支えられており、とても感謝しています。」

灯籠流し-事前清掃

恒久平和を世界へ

--髙見さんたちは終始、裏方に徹しておられるのですね。

髙見「はい。灯籠流しが終わった後も、様々な片付けに追われています。ご存知の方が少ないのですが、前夜祭の1日は、空襲の開始時間である午後10時30分に、慰霊の花火『白菊』が打ち上がります。今年は、委員長として格別な思いで白菊を見上げることになると思います。」

--たくさんの市民をまきこんで行う「灯籠流し」だからこそ、市民も気軽に参加できるのかもしれません

髙見「長岡市は空襲という悲惨な経験をしたからこそ、恒久平和を世界へと発信していくことが出来るし、発信していかなければならないと思っています。長岡の子どもたちや灯籠流しに参加する人たちが、過去にあった悲劇を繰り返さないという気持ちを醸成し、身近なところから平和を考え、平和の尊さに思いを馳せていただきたいです。そのために準備に邁進し、無事に灯籠流しが出来るように力を尽くします。」

0801柿川灯籠流し4-長岡青年会議所-支給

「灯籠流し」や「平和学習」がきっかけとなり、何かを感じて、考えぬいたことが、将来の行動へと変わっていくのです。今も世界中で降りやまぬ爆弾と銃撃をストップするために。

髙見 礼央さん
0801柿川灯籠流し-高見礼央さま

昭和54年生まれ。 さとう・たかみ事務所の副所長を務める。長岡青年会議所の中で、今年は「まち灯り委員会」の委員長として献身的に活動をしている。

 

第33回柿川灯籠流し~永遠(とわ)に語り継ぐ恒久平和の灯り~
[日時]2016年8月1日(月) セレモニー19時~/灯籠流し19時30分~20時30
[場所]長岡市旭町 柿川 追廻橋上流

 

 

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