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日本酒だけじゃない!新潟の美味が詰まった「銘品の館ぽんしゅ館」長岡にオープン

買う長岡食べる
買う長岡食べる
2017年 11月 5日 | な!ナガオカ スタッフ

1995年に越後湯沢駅、2013年に新潟駅に開店して以来、駅構内で、しかもワンコイン(500円)で新潟県の地酒の飲み比べができると人気の施設「ぽんしゅ館」。2017年10月5日、長岡駅にも「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」がオープンしました。駅ビル「CoCoLo長岡」2階、新幹線の改札口を出てすぐ右手に見えるベーカリー「ヴィ・ド・フランス」の隣という、旅の前後に立ち寄らずにいられない絶好のロケーション。オープンを待ちわびていた人たちで賑わう開店当日、さっそく行ってきました。

02入り口正面

「ぽんしゅ館」と言うからには、日本酒や利き酒のイメージがあるかもしれません。しかし、扱っている商品の幅はもっと広いのです。

まず、入り口付近には手土産にぴったりのお菓子が積まれたコーナーが。洋菓子、和菓子がひしめく中に、地酒や酒粕を使って作られたチョコレートブラウニーやチーズタルトなど、ぽんしゅ館オリジナルのスイーツがひときわ目を引きます。

その奥には肉や魚などの加工品や冷凍食品のコーナー、ラーメン、蕎麦、新潟名物「イタリアン」などの麺類、調味料や乾物などのコーナー、試食コーナーなどなど、長岡を中心に新潟県内各地から集められた食の銘品・逸品がぎっしり。観光客はもちろん、長岡市民もワクワクさせられるおいしそうな品が並んでいます。

03店内2

どこから見ればいいのか、あれこれ気になるものばかりで目移りしてしまいますが、CoCoLo長岡を運営する(株)トッキー長岡支社のスタッフで「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」店長の保坂千絵さんに案内していただきました。

 

旅人には地元長岡のいいものを
地元民には新潟県内のいいものを

04保坂さん

ぽんしゅ館の法被がお似合いな店長の保坂千絵さん。

「ここは駅の玄関口、改札の目の前ですから、まずは長岡らしいものでおもてなしをしたいと、そういったお店がここにあればということで、検討を進めてきました。またお土産はもちろんですが、たとえば新幹線の時間まであと30分あるという場合、駅周辺で一杯飲めるお店がけっこう少ないんですよね。私もそうですが、意外と新潟市から長岡に通勤している人も多いので、帰る前にちょっと立ち寄って一杯という楽しみ方もしていただけたらな、と。

お酒以外にも新潟県内の銘品をたくさん揃えていますが、長岡店はここならではの、長岡のいいものを中心にセレクトしています。この『はなびの広場』と名付けたスペースでは『摂田屋(長岡市内にある、酒造や味噌蔵が集まる醸造の町)フェア』として、味噌や醤油なども紹介しているんですよ」(保坂さん)

05摂田屋フェア

フィーチャーするものを期間限定で見せ、イベントにも使用されていく予定の「はなびの広場」では「摂田屋フェア」が開催されていました。通常は、お客さんが日本酒やおつまみをいただける飲食エリアになるそう。

「セミナーを開催したり、ちょっとしたイベントにも使っていく予定です。『お酒のプチ講座』やスイーツの販売も。テーマはお酒に限定せず、長岡でがんばっている人たちに使っていただくコーナーにしたいんです。キッチンもあるので、いろいろな提案をしていきたいと思います。

観光や出張で長岡に来てくれた人には長岡のいいものを紹介し、逆に長岡市民のみなさんには、新潟県内各地のローカルなものを楽しんでいただけるように、長岡では手に入りにくいものを扱っています」(保坂さん)

06FARM8とSUZUの商品

長岡の若手プロデューサーやシェフが手がけるローカルフードブランド「FARM8」や「SHO SUZUKI」の人気商品もここで手に入ります。

「新潟県内の醤油の味比べができる『利き醤油』コーナーや、いろいろ試食ができるコーナーもあるので、ぜひ遠慮なく試してみてください。長岡の醤油だけで30種類もあるんですよ。棚の下の段にも商品を置いているので、くまなく店内を回遊していただき、いろいろ探していただけたら。地元の方にも、ここに来るたび新しい発見があるようにしていきたいですね」(保坂さん)

07試食コーナー

漬け物やジャムの味見ができる試食コーナーの後ろには「越後の発酵文化」を紹介するコーナーがあり、ここで「利き酒」ならぬ「利き醤油」ができます。

 

新潟県内90蔵、111銘柄の
日本酒を利き酒

おみやげに良さそうで、家でも使ってみたいと思わされる商品の数々に心を奪われながら、店の奥へ。ぽんしゅ館といえばこれ、地酒の利き酒ができるコーナー「越後乃酒蔵 唎酒番所(えちごのさかぐら ききざけばんしょ)」にやってきました。

「ここも長岡のものをメインに揃えてあり、現在は県内90蔵、111種類ですが、季節によって銘柄は入れ替えていく予定です」(保坂さん)

08利酒番所

店の奥にある「越後乃酒蔵 唎酒番所」入り口。地酒ファンのみなさんは、まっすぐこの部屋へ向かいましょう。

のれんの先にもう見えていますが、部屋に一歩入ると、ずらーっと奥まで並んだ利き酒マシーンに圧倒されます。

09利き酒マシーン

90蔵、111銘柄の利き酒マシーンは壮観。「うわー、選べない!」という声も聞こえてきました。

日本酒が大好きでここを訪れた人なら、もうこの時点で大興奮間違いなし。どれにしようかとさっそく心が躍りますが、まずは向かって左手にあるレジでコインを買いましょう。

10利酒案内

案内には日本語、英語、中国語にハングルも。外国人観光客誘致への意気込みが感じられます。

500円を支払い、5枚のコインとおちょこを受け取ります。

さて、どれを試そうか……。知っている銘柄にするか、未知のものにするか、うーん、どうしよう……と悩んでしまったら、「唎酒番所」のスタッフ、竹之内春香さんに好みを伝えて相談してみてください。

11コイン5枚

ぽんしゅ館のロゴがカッコイイおちょこ。販売もしており、2勺から1合まで6種類のサイズがあります。利き酒のおちょこは要返却。

12竹之内さん

スタッフに自分の好みを伝えて、おすすめを聞いてみて。

 「マシーンは佐渡、下越、中越、上越の順に並んでいますが、現在56銘柄ある長岡の地酒を積極的におすすめしていきたいと思っています。どのお酒が飲まれているのか、人気ランキングも発表していこうと考えています。いろいろなタイプのものを試して、お気に入りを見つけていただきたいですね。たくさんあるので、私も勉強を続けていきます(笑)」

この日は、ぽんしゅ館オリジナル、下越酒造の「越淡麗」を試してみることにしました。ぽんしゅ館でしか飲めない銘柄だそう。

コインを入れて、注ぎ口の下におちょこを設置。黄色いボタンを押します。

13コインを投入

14お酒が出ました

おお〜。お酒が出てきました!

各銘柄の紹介コメントや甘口・辛口を示す度数を参考に選ぶこともできます。
ここで利き酒して、気に入ったものをおみやげに買っていきたいという場合は隣のブースで購入できますが、利き酒はできるけれど購入用商品の在庫がないということもあるので、在庫状況を示す○△×の表示をチェックしてから選ぶのがおすすめです。

「長岡では、おいしくて安く買える普通酒に力を注いでいる酒蔵さんが多いですね。酒販店さんは珍しいものや高級なものを揃えている場合もありますが、ここには昔からある定番の銘柄を置いてあります。

90蔵を制覇するための『記録帳』もこれから用意します。飲んだら蔵のスタンプを押していくという、スタンプラリーです」(竹之内さん)

 

これは長居してしまうかも?
味噌と塩をつまみに一杯

利き酒のつまみにキュウリの漬け物が1本100円(またはコイン1枚)で売られているほか、地元の味噌や塩も! 塩を舐めながら利き酒だなんて、酒呑みにはたまりません。

長岡市内の醸造の町・摂田屋にある「星野本店」の越後味噌「越の天恵」をつまみに。なんという贅沢。

長岡市内の醸造の町・摂田屋にある「星野本店」の越後味噌「天恵蔵元」をつまみに。なんという贅沢。

長岡の「与板越乃塩」、村上の「笹川流れの塩 笹の雫」、佐渡の「おけさ花塩」など県内産が12種類、県外産12種類、外国産12種類。バラエティに富んだ塩が計36種類! 味噌と塩は、なんと無料で味わえます。

長岡の「与板越乃塩」、村上の「笹川流れの塩 笹の雫」、佐渡の「おけさ花塩」など県内産が12種類、県外産12種類、外国産12種類。バラエティに富んだ塩が計36種類! 味噌と塩は、なんと無料で味わえます。

黒板にもおすすめの銘柄が。飲みながらじっくり読んでみてください。

黒板にもおすすめの銘柄が。飲みながらじっくり読んでみてください。

「おつまみはこれからお客さまの声を聞きながら工夫していきたいです」(竹之内さん)

「越後湯沢、新潟、長岡とそれぞれに地域性がありますから、お客さまのご要望もちょっとずつ違うと思います。長岡店でも、お声に合わせて、オリジナル性を出し続けていきたいですね」(保坂さん)

“ファーストクラス”と呼んでいる、マシーンには入っていない大吟醸系の高級な銘柄や珍しい銘柄をコイン10枚で試すこともできるそうです。

「唎酒番所」の記録帳をもらって、全蔵制覇にチャレンジしてみませんか?

 

お土産にいかが?
多彩なワンカップがずらり

そろそろ個人的に買って帰りたいおみやげも気になってきました。

酒好きな人に喜ばれる新潟県内のワンカップコーナーも充実のラインナップ。ラベルもチャーミングで、飲み終わった空き瓶もコレクションしたくなります。

こんなにたくさんの種類があるとは! どれにしようか、また悩むー。

こんなにたくさんの種類があるとは! どれにしようか、また悩むー。

日本酒のほか県内産の地ビールやワイン、燕市で無形文化財の銅器を手がける玉川堂の酒器や長岡藩ゆかりの酒器「十分杯」、酒造が手がける化粧品なども。

さながらここは、県内各地の多様な食文化に触れられる酒と食のミュージアム。じっくり見て体験しようと思ったら、けっこう時間が必要なので、ゆとりを持って出かけるのがよさそうです。

「この場所は、あくまで長岡の玄関口という位置付けです。ここにある商品が長岡の全てではないので、興味を持った人やもっと試してみたい人は1階の専門店など、ほかのお店で見ていただくという誘導もしていきたいです。長岡全体に活気が生まれるための場所になればと思います」(保坂さん)

「唎酒番所」のおちょこもここに。湯沢店で話題の“酔っ払いサラリーマン”のストラップも。

「唎酒番所」のおちょこもここに。湯沢店で話題の“酔っ払いサラリーマン”のストラップも。

「今月いち押しの酒蔵」紹介ブースでは、長谷川酒造を紹介。今後、長岡の酒蔵を1つずつフィーチャーしていくそうです。

「今月いち押しの酒蔵」紹介ブースでは、長谷川酒造を紹介。今後、長岡の酒蔵を1つずつフィーチャーしていくそうです。

新潟みやげに欠かせない米菓。日本酒ともよくマッチします。

新潟みやげに欠かせない米菓。日本酒ともよくマッチします。

「ぽんしゅ館」オリジナルのTシャツやバッグなども。

「ぽんしゅ館」オリジナルのTシャツやバッグなども。

せっかくだから何かお土産を……と悩み抜いて買って帰ったのは、佐渡黒豚の塩麹漬けと味噌漬け、牡蠣が乗った佐渡のピザ、酒チョコレートブラウニー「雪國れんが」、長岡造形大学と阿賀野市の越後亀紺屋のコラボレーションで作られた手ぬぐい、ぽんしゅ館のおちょこ(利き酒用よりもだいぶ大きなサイズ)。自宅用に、プレゼントにと様々な用途に適した商品が揃っているので、日常のあらゆるシーンで「あそこになら何かあるかも!」と覗いてみたくなるようなお店の誕生は、地元の市民にとっても、とても嬉しいことです。

23佐渡の黒豚とピザ

24ブラウニー

25手ぬぐい

26おちょこ

「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」は、旅行者・市内住民問わず、たくさんの人が行き交う長岡の新しいターミナルになっていくのかもしれません。旅行や出張の行き帰りに、また日常の買い物に、地酒マニアも、ローカルフードや珍しい食材・おやつを探している人も、ぜひここで、まだ見ぬ新潟を発見してください。

27外観

 

Text: Akiko Matsumaru
Photos: Hirokuni Iketo

長岡銘品の館 ぽんしゅ館
[住所]長岡市城内町1-611-1 CoCoLo長岡 西館2階
[営業時間]9:00〜20:00、無休
[電話]0258-94-4313
[URL]http://www.cocolo-station.jp/pc?sc_name=nagaoka(CoCoLo長岡)
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