共感してくれる地元企業が急増中

シェア飯に参加してみて驚くのは、想像以上に豪華な料理が集まっていること。「長岡市民の気質ですかね? 皆に喜んでもらうのが好き、おもてなしが好きという人が多いのかもしれません」と大島さん。サービス精神旺盛な人たちのおかげか、お店でお金を出して食べるよりも豪華でボリュームある料理が楽しめると、参加者に好評です。

料理

手作り料理から、買ってきたお惣菜までバラエティ豊かな食卓。

持ち寄りのカニ

「ちょうどもらったので」という参加者から、カニの持ち寄り。

また、出来合いを持ち寄るだけでなく、その場で調理する参加者もいます。香川県出身の大学生がうどんを茹でたり、料理好きの大人がパスタをふるまったり。一人暮らしの家ではなかなか披露できない料理の腕をふるうことができて、本人も楽しそう。このように「モノだけでなく、それぞれの得意技や話術も楽しくシェアできる」ことが、この催しが単なる“イベント”でなく“コミュニティ”として育ってきていることの証です。

たこ焼き

大阪出身の女子によるたこ焼き。たこ焼き器は当然自前。

 

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会場では今後、簡易キッチンも使えるようになる予定。現場調理をする人も増えそうだ。

 

そして、シェア飯の食卓を盛り上げてくれるのが、「スポンサー」からの物品協賛です。

エスポワール

常連スポンサーからの地元野菜を活かしたオードブル。

持ち寄りのあゆの塩焼き

越後川口の名物、あゆの塩焼き。

清造農園メロン

地元の農家が作ったメロン。

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ひんやりとしておいしい冷製茶碗蒸し。

手が止まらなくなるもちもちのミニパニーニ。

スポンサーの多くは大島さんがお願いした方々。「地域の若い人たちの交流の場をつくりたいという想いに共感してくれました。ここでも、ただ商品を出すだけでなく、自らも参加者として楽しみながら協力してくれるスポンサーが多いですね」。

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酒屋さんからシェア飯オリジナルラベルの日本酒が。

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お酒が飲めなくても大丈夫。コーヒーもスポンサーから提供。

「シェア」をキーワードに、若者同士だけでなく企業ともつながりを拡げるシェア飯長岡。今後の展開について大島さんは「会社や学校以外で、いろんな人とつながりを持つことで、地域を好きになり定住や仕事づくりにつながると思っています。肩肘張らずに集まって、いつの間にか有機的なつながりが生まれていくようなコミュニティにしていきたい」と語ってくれました。人が楽しみながら地元に根づいていく土壌を作る試み。長岡に対する熱い思いが、それを動かしているのです。

長岡市で生まれたシェアコミュニティが、今後どのようなつながりを生み出していくのか。まだまだこれから発展していくであろう「シェア飯長岡」、要注目です。

 

シェア飯長岡
[日時]毎月13日19:00~22:00
[場所]新潟県長岡市大手通2丁目4番地4 プリン長岡
[参加資格]
・みんなでシェアする食べ物を持ってくる
・飲み物は自分の飲みたいものを持ってくる
・楽しく過ごそうというハートを持ってくる
[Facebookページ]https://www.facebook.com/soda0258/

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