まちを知る
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すべての人に居場所と生きがいを。「UNE」が創出する包摂型コミュニティの新しい風景【後編】
新潟県長岡市栃尾地域の一之貝(いちのかい)。2011年の春、この人口300人ほどの集落に地域活動支援センター「UNEHAUS」を開き、始動したNPO法人UNE(うね)は、誰もが自分らしく安心して生きられる社会の構築を目指し、農業と福祉に軸足を置いた事業に取り組んでいます。 前編では、UNEHAUSの大広間で平日のお昼にオープンする農家レストラン「うねごはん」のレポートと、代表理事の家老洋さん
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市民が集う拠点「アオーレ長岡」10周年! 縁の下で支えてきた裏方さんに密着【前編】
新潟県長岡市のシティホールプラザ「アオーレ長岡」がオープン10周年を迎えました。市民に「アオーレ」として親しまれているこの場所は、5000人収容可能なアリーナ、屋根付きの広場、4つの市民交流ホール、市役所や議場などが一体となった複合施設として2012年4月1日にオープン以降、様々な催しで華々しく賑わうと同時に、市民が何気なく集い語らう生活の場としても定着してきました。この10年の歳月を支えてきたの
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市民が集う拠点「アオーレ長岡」10周年! 縁の下で支えてきた裏方さんに密着【後編】
長岡市の顔としてオープン10周年を迎えた「アオーレ長岡」の“裏方さん”をフィーチャー。前編では、アオーレの運営リーダー・木口信雄さんの物語をお届けしました。後編では、清掃、設備や警備を担当する二幸産業・新潟綜合警備保障共同企業体のみなさんをご紹介します。上の写真左から警備員の相澤重晴さん、統括管理責任者の齋藤公清さん、設備管理業務主任の仲丸浩明さん。2012年4月のオープン時からアオーレに関わり、
ひとを知る
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すべての人に居場所と生きがいを。「UNE」が創出する包摂型コミュニティの新しい風景【前編】
長引くコロナ禍と戦争、生活を直撃する物価高など、気分が沈みがちで希望が見出しにくい昨今。助けを必要とする人も急増する中、それぞれに国と自治体の支援がくまなく行き渡ることが理想ではありますが、そこに辿り着けない、セーフティネットからこぼれ落ちてしまう人たちもいます。その存在をいち早く発見して救い上げ、行政と連携してしっかり支えていくために、地域の中での細やかな目配り・心配りは欠かせません。 新
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市民活動に伴走し、「協働のまち」を支える。オープン10年を迎えた「ながおか市民協働センター」の意義【前編】
少子高齢化と人口減少が加速し、地域活性化に市民一人ひとりの力がますます必要とされる現代、まちづくりに欠かせないキーワードが「協働」です。行政と市民、企業や団体などが自発的・主体的に、また対等な関係で連携し、協力し合って暮らしやすいまちを一緒に作っていこう――そんな意識が社会に浸透し、自分にできることを探り、心地よい居場所を求めて動き始める人が増えています。 新潟県長岡市と「NPO法人市民協働
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コミュニティをつなぎ直し、「信頼ベース」の地域を再びつくる。小さな町内会の大きな挑戦
三条、中条、上条など、新潟県には「条」がつく地名が非常に多い。この名は古くは奈良〜平安時代に定められた「条里制」という土地の区画制度からきているといわれている。この制度の成立は奈良時代中期、日本各地で新たな農地開発が盛んになり、開墾した田は開墾した者の所有とする「墾田永年私財法」が定められたことと関連しているという説が有力。すなわち、こうした「条」の字が残っている地名は、古くから農地や居住地として