まちを知る
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バイオ肥料を活用した農業で障害者雇用をオープンに。「夢ガーデン」に見る循環と包摂の未来
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が広く周知されるようになり、企業や自治体もそれぞれの取り組みに着手する中、2021年に内閣府が公募した「地域バイオコミュニティ」に認定された新潟県長岡市でも、企業や大学などと連携し、再生可能な循環型社会を目指そうという機運が高まっています。 長岡市の栃尾エリアにある「夢ガーデン」は、下水汚泥を微生物の力によって発酵分解した肥料やそれを使って育てた山菜・
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「不登校」は「失敗」ではない。フリースクール「あうるの森」で見た、安心できる社会づくりのヒント
2021.8.4 新潟県長岡市石内の静かな住宅街にある、一軒のフリースクール。ここ「学びスペース あうるの森」には、小学校3年生から高校2年生まで、いろいろな理由で不登校になった10名ほどの子どもたちが通っています。 2021年1月、ここに通う子どもたちは、自分たちの体験をまとめた書籍『不登校宣言 フリースクール「あうるの森」の子どもたち』(新潟日報事業社)を出版しました。学校に行けなくなるほ
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就労、卒業後ケア…長期的に「一人ひとりの特性と向き合う」高等総合支援学校の取り組み
2021.7.28 ダイバーシティ(多様性を大事にする)やインクルージョン(排除せず、互いに尊重し合う)といった言葉とその考え方がここ10年ほどで日本にも浸透し、福祉に止まらず政治やビジネスのシーンでも多用されるようになりました。また、障害者雇用促進法の改正で働きやすい場づくりが進められ、今年1月に厚生労働省が発表した「令和2年障害者雇用状況の集計結果」では民間企業の障害者雇用数は57万8292