まちを知る
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紙の防災グッズが大活躍! アイデアと課題解決力で世界を驚かす “地方企業の底力”
2017.9.1 地震に台風、大雨に洪水など、このところ災害続き。こうした天災は、いつ私たちの身に降りかかってもおかしくありません。折しも、今日9月1日は「防災の日」。常日頃から災害に備えておくためには、きちんと防災意識を持つことはもちろん、いざという時に便利に使えるグッズの常備も必要です。そこで今回は、ある地方企業が作るユニークな防災グッズに着目。その製造元を訪ねました。 お邪魔したのは
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MoMA永久所蔵品の傑作が作られる場所。籐家具の名品を生み出すワイ・エム・ケー長岡
2017.5.9 籐家具を使ったことがありますか? 東南アジアなど熱帯・亜熱帯地域に自生するラタン、日本では籐(とう)とも呼ばれるヤシ科のつる性植物を素材にした家具で、独特の風合いとエキゾチックな雰囲気が好まれ、1960年代に一大ブームになりました。 代表的なものとして、1964年にニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも加えられた日本製のアームレスチェアが知られて
ひとを知る
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直江兼続も愛した「与板打刃物」の危機。存亡を賭けた弟子取りと、地域ぐるみで継承を支える人々を追う
2021/3/26 戦国時代より450余年の歴史をもつ越後与板打刃物。上杉謙信の家臣であった直江実綱(2009年の大河ドラマ『天地人』の題材となった直江兼続の義父)が刀剣をつくる職人を連れてきたことで、“刀の産地”として栄えたのがその始まりといわれている。江戸時代中期以降はその技術を生かした大工道具の生産も始まり、現在は「伝統的工芸品」に指定されるノミ、カンナ、チョウナ、マサカリなどを主につくっ
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活版印刷と和紙で日常に癒しを。新しい取り組みに挑み続ける老舗印刷会社の社長に迫る!
2019/5/28 「印刷会社」と聞くと、何を思い浮かべるだろうか。チラシや本などの印刷を依頼されて行う会社だろうか。 だが、長岡市内の信濃川の近く、南陽工業団地にある創業65年の(有)大林印刷は、「印刷するだけじゃない」印刷会社としてさまざまなチャレンジを行っている。 従業員は5人程度と小規模ながら、豊かな発想で驚くようなプロダクトを製作する大林印刷。その背景を、社長の山田進市さんのインタ
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伝統の建具技術をデザインとアイディアで蘇らせる三代目! 野村木工所「IKSKI」の挑戦
2018.1.1 そこそこ馴染みのある言葉ではあるものの、具体的に何を指すのかはいまいちわからない「建具(たてぐ)」。これは建物の外部や内部を仕切って開閉できるものの総称で、具体的には玄関ドア、障子、ふすま、窓などを指します。 新潟県長岡市の「野村木工所」は、90年続く木製建具メーカー。主にリビングドア、障子、ふすま、框戸などの建具を製造してきました。ところが、近年は新築では大手メーカーの
ものを知る
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下請け工場が世界オンリーワン企業へ! 米粉ブームをリードする「水冷&アルファ化製粉機」の革命
いま、熱い注目を集めている「米粉」。世界的な小麦高騰を受けて代替品として需要が高まっているだけでなく、グルテンフリーなので小麦アレルギーの人にも安心と、家計にも体にもいいことづくめ。パンやお菓子、麺などの材料に使用したときの独特のモチモチ食感も人気です。米粉パンや米粉麺専門店が続々誕生していますが、この一大米粉ブームを陰ながら支えているのが、米を粉にする製粉機です。 実は、新潟県長岡市には、
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衝撃のふわふわに感動!刃物のまちの町工場が作り上げた「究極のかき氷機」とは!?
2019/8/22 連日、うだるような暑さが続いています。季節はすっかり夏。ジリジリと照りつける太陽で汗が止まらず、思わず冷たいものが恋しくなるという方も多いのではないでしょうか? 夏の風物詩といえば「かき氷」。かき氷を最初に食べた日本人は枕草子の清少納言といわれており、昔から親しまれているスイーツですが、ここ数年は、台湾かき氷が爆発的人気となったり、シロップや氷にこだわった専門店が生まれたりと
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物体がワープ!? 驚異の「すくい上げマシン」に見る、求められるものづくりの真髄
2018.1.8 物体を、形はほとんどそのままに、別の場所に移動させる————こう聞いて連想するのは、SFでおなじみの「ワープ」。これに近いことを、ごく小規模に行う機械がある……と聞いて、にわかに信じられるだろうか。 しかし、それは実在する。 その名もSWITL(スイットル)。 動画投稿サイトYouTubeには、その様子を紹介した動画がいくつかアップされている。そのうちのひとつ