まちを知る
-
紙の防災グッズが大活躍! アイデアと課題解決力で世界を驚かす “地方企業の底力”
地震に台風、大雨に洪水など、このところ災害続き。こうした天災は、いつ私たちの身に降りかかってもおかしくありません。折しも、今日9月1日は「防災の日」。常日頃から災害に備えておくためには、きちんと防災意識を持つことはもちろん、いざという時に便利に使えるグッズの常備も必要です。そこで今回は、ある地方企業が作るユニークな防災グッズに着目。その製造元を訪ねました。 お邪魔したのは、新潟県長岡市東蔵王
-
MoMA永久所蔵品の傑作が作られる場所。籐家具の名品を生み出すワイ・エム・ケー長岡
籐家具を使ったことがありますか? 東南アジアなど熱帯・亜熱帯地域に自生するラタン、日本では籐(とう)とも呼ばれるヤシ科のつる性植物を素材にした家具で、独特の風合いとエキゾチックな雰囲気が好まれ、1960年代に一大ブームになりました。 代表的なものとして、1964年にニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも加えられた日本製のアームレスチェアが知られています。日本の家具と
ひとを知る
-
活版印刷と和紙で日常に癒しを。新しい取り組みに挑み続ける老舗印刷会社の社長に迫る!
「印刷会社」と聞くと、何を思い浮かべるだろうか。チラシや本などの印刷を依頼されて行う会社だろうか。 だが、長岡市内の信濃川の近く、南陽工業団地にある創業65年の(有)大林印刷は、「印刷するだけじゃない」印刷会社としてさまざまなチャレンジを行っている。 従業員は5人程度と小規模ながら、豊かな発想で驚くようなプロダクトを製作する大林印刷。その背景を、社長の山田進市さんのインタビューから追っていきた
-
伝統の建具技術をデザインとアイディアで蘇らせる三代目! 野村木工所「IKSKI」の挑戦
そこそこ馴染みのある言葉ではあるものの、具体的に何を指すのかはいまいちわからない「建具(たてぐ)」。これは建物の外部や内部を仕切って開閉できるものの総称で、具体的には玄関ドア、障子、ふすま、窓などを指します。 新潟県長岡市の「野村木工所」は、90年続く木製建具メーカー。主にリビングドア、障子、ふすま、框戸などの建具を製造してきました。ところが、近年は新築では大手メーカーの規格品の建具が増えた
ものを知る
-
衝撃のふわふわに感動!刃物のまちの町工場が作り上げた「究極のかき氷機」とは!?
連日、うだるような暑さが続いています。季節はすっかり夏。ジリジリと照りつける太陽で汗が止まらず、思わず冷たいものが恋しくなるという方も多いのではないでしょうか? 夏の風物詩といえば「かき氷」。かき氷を最初に食べた日本人は枕草子の清少納言といわれており、昔から親しまれているスイーツですが、ここ数年は、台湾かき氷が爆発的人気となったり、シロップや氷にこだわった専門店が生まれたりと、SNS映えと相まって
-
物体がワープ!? 驚異の「すくい上げマシン」に見る、求められるものづくりの真髄
物体を、形はほとんどそのままに、別の場所に移動させる————こう聞いて連想するのは、SFでおなじみの「ワープ」。これに近いことを、ごく小規模に行う機械がある……と聞いて、にわかに信じられるだろうか。 しかし、それは実在する。 その名もSWITL(スイットル)。 動画投稿サイトYouTubeには、その様子を紹介した動画がいくつかアップされている。そのうちのひとつの再生回数は、230