まちを知る
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鍛治職人に1日弟子入り!自分だけのナイフを作れる与板の工房体験に参加してみた
2017.10.14 新潟県長岡市にある与板町は、戦国時代より打刃物業が栄える場所。今でも、ノミやカンナなど打刃物の総生産量は日本一を誇ります。国の伝統工芸品にも指定される与板の打刃物はその昔、上杉謙信の家臣である直江景綱が春日山(現在の新潟県上越市)から刀剣師を連れてきたのが始まりだそう。そんな歴史ある町に鍛冶場の職人技術を体験できる工房がオープンしたと聞き、不器用ライターイモトが実際に体験し
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MoMA永久所蔵品の傑作が作られる場所。籐家具の名品を生み出すワイ・エム・ケー長岡
2017.5.9 籐家具を使ったことがありますか? 東南アジアなど熱帯・亜熱帯地域に自生するラタン、日本では籐(とう)とも呼ばれるヤシ科のつる性植物を素材にした家具で、独特の風合いとエキゾチックな雰囲気が好まれ、1960年代に一大ブームになりました。 代表的なものとして、1964年にニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも加えられた日本製のアームレスチェアが知られて
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着物カルチャーを発信する「縁‒enishi‒」で温故知新を体感する
2017.2.14 長岡駅裏手から徒歩約10分、交差点の角にたたずむビルの3階。ここにあるのは、「アンティーク着物」を中心に取り扱い、形式にとらわれない大胆なコーディネートを提案するレンタル着物店「縁-enishi-」。レトロな柄の花嫁振り袖から白無垢、色打ち掛けなど個性的な花嫁衣装やアンティークなデザインがそろい、今では新潟県内だけではなく県外にも多くのファンを持つ。 成人式や卒業式、七
ひとを知る
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職人とデザイナー。回り道のすえ「手漉き和紙」を天職とした2人の物語
2018.8.19 日本が誇る伝統工芸のひとつ、手漉き和紙。日本における紙づくりの始まりは、経路には諸説あるものの約1500年前には大陸から伝来したとされ、そこから独自の進化を遂げた。2014年にはユネスコ無形文化遺産に「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」が登録されている。ライフスタイルの変化で市場が縮小する中、現在も和紙の産地は全国に点在するが、知る人ぞ知るメッカが新潟県。長岡市小国地域では
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伝統の建具技術をデザインとアイディアで蘇らせる三代目! 野村木工所「IKSKI」の挑戦
2018.1.1 そこそこ馴染みのある言葉ではあるものの、具体的に何を指すのかはいまいちわからない「建具(たてぐ)」。これは建物の外部や内部を仕切って開閉できるものの総称で、具体的には玄関ドア、障子、ふすま、窓などを指します。 新潟県長岡市の「野村木工所」は、90年続く木製建具メーカー。主にリビングドア、障子、ふすま、框戸などの建具を製造してきました。ところが、近年は新築では大手メーカーの