お正月には日本酒だ! 長岡の全16酒蔵がおすすめする「極上の1本」
1.柏露酒造(はくろしゅぞう)
柏露さんずい 純米にごり酒
新潟県産米を全量使用した冬限定の純米にごり酒。もろみを低温発酵管理することで、米の豊かな甘味、うま味を堪能できるそうです。ちなみに名称の由来ですが、他の漢字と合わせることで意味を成す「さんずい」は、蔵元の命とも言える水と、伝統的な技術が出会うことで醸される清酒づくりの原点を表現しているのだとか。原点に立ち返りたい元旦にもぴったりの名前ですね。
http://www.hakuroshuzo.co.jp/
2.高橋酒造(たかはししゅぞう)
八一・吟醸
2007年に国の登録有形文化財に登録された、レンガ造りの酒蔵が印象的な高橋酒造。人気の「八一」シリーズの中でも特にお正月向けなのはこちら。新潟県産の酒米「五百万石」を使用し、穏やかな香りと、なめらかでしっかりとしたうま味、爽やかな後味の吟醸酒です。魚料理との相性が良く、少し冷やして飲むのがオススメ。
http://www.echigo-choryo.co.jp/
3.吉乃川(よしのがわ)
新米仕込み 新酒 吉乃川
長岡といえば新潟県外の人にも認知度の高い酒蔵「吉乃川」がオススメする、その年に獲れた新米をいち早く仕込み、肌寒くなった頃ににお届けする「新酒」です。まさに日本酒ヌーヴォーともいうべき1本。ふわりと漂う麹の優しい香りと、サラリとしたうま味は旬の冬、とりわけ元旦にこそ飲みたい味わいです。
http://yosinogawa.co.jp/
4.長谷川酒造(はせがわしゅぞう)
初日正宗 純米吟醸
古くから「醸造の街」として栄えてきた長岡市摂田屋にある酒蔵。天保13年創業以来、170余年酒造りを営むこちらの蔵からは、新春初日の出をモチーフにした縁起の良い銘柄「初日正宗」が登場します。新潟県産酒造好適米「越淡麗」を使用して作る純米吟醸酒で、華やかな香りと軽やかな飲み口です。
http://www.sekkobai.ecnet.jp/
5.お福酒造(おふくしゅぞう)
お福正宗 平成28醸造年度 新米初仕込み 槽垂れ生原酒
ろ過を最小限に抑えた醸造法で、個性のある酒造りを目指しているお福酒造。槽(ふね)から迸し出る純米しぼりたてのお酒を、割り水前に直詰めしたこの時季ならではの生原酒です。新鮮な香りと原酒らしい力強さ、濃醇な味わいが特徴。オンザロックでぜひ味わいたい銘柄です。販売は1月中というまさに正月限定酒!
http://www.ofuku-shuzo.jp/
6.恩田酒造(おんだしゅぞう)
鶴と油揚げ
長岡の名産「大きくて肉厚な油揚げ」に合うユニークな銘柄。油揚げをそのまま焼いてしょうゆをかけて食べる場合は冷や酒、油揚げの間にネギや納豆を挟んで食べるときは燗酒がイチオシの飲み方です。通年販売のお酒ですが、お正月の豪華なお料理に少し飽きた時に、栃尾の油揚げとともに一杯、なんていかがでしょう。
http://maitsuru.com/
7.越銘醸(こしめいじょう)
鶴飛千尺雪 にごり生酒
「壱醸(いちじょう)」という銘柄で有名な越銘醸からは、雪に舞い飛ぶ鶴の群れを思い、すがすがしい気持ちでグラスに浮かべて楽しめる縁起のいい新酒を。吟味された原料米を栃尾の清冽な水で醸し、もろみのうま味を引き出しています。発砲性があり、ピリリとした舌触りと、飲み応えのある深い味わいも魅力。
https://www.facebook.com/koshimeijo
8.諸橋酒造(もろはししゅぞう)
純米しぼりたて生原酒
全国名水百選に指定された「杜々の杜の清水」を仕込み水に使うなど、水にこだわった酒造りに定評のある諸橋酒造。その年初めて搾られる純米酒を生のまま瓶詰めする、コクのある甘味とキレの良さで毎年人気の1本がこちら。少し前までは蔵人しか味わえなかった、搾りたての純米酒です。お正月に持参すれば自慢できるはず。
http://www.morohashi-shuzo.co.jp/
9.住乃井酒造(すみのいしゅぞう)
住乃井 本醸造
1758年創業の同蔵は、県内では唯一となるみりん製造を行う蔵元としても知られています。現在はさまざまなみりんの製造販売に力を入れていますが、飲みやすい本醸造は健在。リーズナブルな価格ながら、爽やかな味わいの中にもうま味を感じられ、お正月のどんなごちそうにもぴったり。飽きの来ない1本です。
http://www.suminoi.com/
10.中川酒造(なかがわしゅぞう)
越乃白雁 本醸造しぼりたて生酒
雪が多い三島は、質の良い地下水があることでも知られています。今季収穫された新潟県産米を、その地下水で仕込んだ本醸造のしぼりたて生酒がこちら。新酒ならではのフルーティーな香りとスッキリとしたのど越し、フレッシュで旬な味わいを感じることができます。飲む時はぜひ冷やして、酸味やキレを楽しんで。
11.河忠酒造(かわちゅうしゅぞう)
想天坊 外伝 辛口純米酒 おりがらみ生
新酒生酒をおりがらみのまま瓶詰めしています。日本酒度+10という大辛口ですが、ただ辛いだけでなく、うま味のある辛口純米を目指した次世代の意欲作。「外伝」と名が入っているのもその理由から。キリっとしたキレの良さと、滓の優しい甘みが絶妙に調和した、スッキリと飲み疲れしない味わいです。お酒好きで集まった時の話のネタにもなるはず。
http://www.soutenbou.jp/
12.関原酒造(せきはらしゅぞう)
群亀 しぼりたて 純米生原酒
創業は1976年。2008年の火事による貯蔵蔵全焼という災難を乗り越え、地域に根ざした力強い味わいを醸す蔵です。新年の幕開けは新潟清酒らしい淡麗辛口が好評の「群亀」シリーズの搾りたてを。搾ったままのお酒を熱処理せず、そのまま瓶詰めしています。フレッシュで濃厚な味わいを楽しめば、気持ちも新たに一年を始められそう。
http://www.sake-sekihara.co.jp/
13.栃倉酒造(とちくらしゅぞう)
米百俵 干支ラベル
原料米は長岡市大積産の酒造好適米「五百万石」を使用し、吟醸規格の60%まで精米した生原酒を加水調合してアルコール度数を15〜16度に調整した年末年始限定の新酒生酒です。おめでたいパッケージはお正月らしくインパクトもありますが、それに負けない、サラリと軽快な新しい飲み口に驚かされるはず。
14.朝日酒造(あさひしゅぞう)
元旦しぼり
年に一度、新年早々に出荷する「元旦しぼり」は、お正月の定番酒として長岡ではよく知られています。アルコール度数が18度ながらも、スッキリ甘めに仕上げているので食中酒にも最適。その年の干支を描いた絵馬が添えられているところもおめでたいムードを盛り上げてくれます。
http://www.asahi-shuzo.co.jp/
15.久須美酒造(くすみしゅぞう)
純米吟醸 亀の王 しぼりたて
「酒の肴が欲しくなる吟醸酒」をコンセプトに、軽やかな飲み口に。戦後日本の酒蔵で初めて復活した浪漫の名酒米「亀の尾」で仕込む純米吟醸の搾りたて生酒です。酒蔵邸内に湧く自然水(新潟県名水指定)を仕込み水に使い、吟醸香とフレッシュさがバランス良く上品な味わいに仕上がっているので、女性のお年始客にお出しするのもおすすめです。
http://www.kamenoo.jp/
16.池浦酒造(いけうらしゅぞう)
和楽互尊 こしひかり生原酒 特別純米酒
地元・和島地域で栽培されたコシヒカリ100%で仕込んだ純米酒。香りが良く、きれいな味わいが特長です。飲む時は常温か、少し冷やしておくのがベスト。好みに合わせてさまざまな料理との相性を楽しめます。和島地域の小売店限定販売なので、かなりレアな1本。お酒好きなゲストにぴったりです。
http://www.ikeura-shuzo.com/
インターネットでの通信販売に対応している酒造もたくさんあるので、市外や県外の方も、この機会にぜひ長岡のお酒を味わってみてください。
みんなが集まるこの機会に飲み比べてみるのも楽しいですね。
もちろん、これらのお酒が置いてある市内の酒屋や飲食店、ちょっと足を伸ばして蔵元を訪れてみると、お酒の生まれた背景をうかがい知ることができて、もっと楽しめると思います。
2017年、極上の一杯を味わいに、ぜひ長岡へ!