まちを知る
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発酵・醸造のまちに全国の頭脳が集結!「長岡バイオエコノミー・シンポジウム」
近年、注目を集める「バイオエコノミー(直訳すると、生物経済)」。石油資源の枯渇、気候変動、食糧問題など世界が様々な課題を抱えるなかで、生物資源(バイオマス)やバイオテクノロジーを活用して持続可能な“循環型社会”をつくろうとする概念です。経済開発機構(OECD)は、2030年にバイオエコノミー市場が約200兆円に拡大すると見込んでおり、世界各国で取り組まれている一大政策でもあります。 「発酵・
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食と体験で“発酵”に浸るスペシャルな一日!「HAKKO Trip」開催レポート
新潟県長岡市には数々の歴史ある蔵元と、最先端の発酵技術を有する大学や研究機関があります。これらの“発酵文化”を集結させることで、多くの人に知って楽しんでほしい――そんな想いを込めて企画されたイベント「HAKKO Trip~hakko×local×science~」が、2019年11月9日(土)に開催されました。メイン会場である「アオーレ長岡」の他、サテライト会場でも多様な企画が盛り込まれ、来場者数
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心意気は“常在戦場”!? ブシロード取締役が語る「企業の心得」を魂に刻む
2018年3月、新潟県長岡市の複合施設「アオーレ長岡」で、長岡市と長岡技術科学大学、そしてカードゲームなどを展開するブシロードの共催によって、異色のイベントが開催された。 その正式名称は、「長岡技科大×ブシロード×新日本プロレス×長岡市 ― これからの常在戦場と米百俵 ―」。 タイトルだけではいったいどのようなイベントなのか、想像もつかない。 <常在戦場>とは、「いつでも戦場に在
ひとを知る
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雪国で生まれた夢の乗り物!「世界最小の雪上車」キューボードの実力を体験
新潟県長岡市は全国で有数の豪雪地帯だ。中山間地域では積雪量が2~3mにもなり、市街地でも背丈を超す積雪となる年がしばしばある。雪化粧をまとった山や木々は美しく見惚れるが、冬季の移動は困難も多く、毎年住民を悩ませる。雪の降らない和歌山県に生まれ、長岡技術科学大学へ入学し、長岡市へ移り住んだ寺嶋瑞仁さんもその1人だ。彼は雪に苦労した経験と熱中していたロボット開発の経験を活かし、雪道を走行することが可能
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獣害対策の専門家・山本麻希先生に聞く、 人間と野生動物の「共存」の可能性
この数年、野生動物の生息数や生息地域の変化により、里山では住宅のすぐ近くや田畑にまで、イノシシやシカ、クマなどが現れるという事態が起きています。今回は、長岡技術科学大学で准教授として野生動物に関する研究を重ね、獣害対策の専門家としても多方面で活躍されている山本麻希さんに、全国的にも、また長岡市でも深刻になっているという鳥獣被害について、お話をうかがいました。 無駄な死を生みた
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まちも人も「発酵で面白くなる」って!? 長岡が誇る「名物博士」の微生物ラボへ潜入
いま、世間は空前の「発酵」ブーム。美味しさはもちろん、美容・健康などの観点から発酵という言葉は日常へと浸透しつつあり、甘酒、塩麹、味噌、納豆、ヨーグルトなど、発酵食品を意識的に取り入れている方も多いのではないだろうか。 日本有数の米どころであり、それゆえに数多くの酒蔵や味噌・醤油蔵が立地する新潟県長岡市の長岡技術科学大学(以下、技科大)では人知れず最先端の発酵研究がなされている。大手企業がこ