【2021年版】遠方の方にも味わってほしい!「ネットで買える」長岡の美味8選
2021.6.10
2016年に公開した帰省のお土産にも最適!長岡のオススメ手土産・お年賀10選は今でも定期的に読者のみなさまに読んでいただける人気記事となりました。全国の方々に長岡でもっと美味しいものを食べて、飲んで、お土産として持って帰っていただきたい気持ちはやまやまですが、ここ1年半ほどは新型コロナウイルスの影響で、思うような帰省や旅行が難しかったことと思います。今は長岡にお越しいただくことが難しくても、長岡の味を楽しんでもらいたい!そんな思いで「な!ナガオカ」編集部と、これまでに「な!」にご登場いただいたことのある長岡の方がオススメする長岡の産品をピックアップしました。ふるさと納税やオンラインショップでのオーダーも可能なお土産を中心にご紹介しますので、ぜひお試しください!
軽い口当たりと力強い米の甘み
「加藤製菓」新潟米あられおかき
昭和22年創業の「加藤製菓」は16年も前からネットショップでの販売に力を入れており、新潟のもち米でつくられたおかきは全国各地のファンに愛されています。一番人気の「マヨネーズおかき」は老若男女問わず愛されるベストセラー。定番商品の「かきの種」は、職人の方がひとつひとつ手のし製法でつくっているこだわりよう。先々代が生み出したという「翁あられ」は油不使用のため、いくらでも食べれてしまう滋味深い味わいです。代表の加藤さんイチオシの「ガーリックもち」はガーリックトーストをヒントに生まれたちょっとマニアックなあられ。容赦なくガーリックをきかせている、おつまみにもってこいの一品です。日持ちもそれぞれ3ヶ月〜6ヶ月程度と長めで、容量も幅広く用意されているので、お土産にうってつけ。長岡駅直結の「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」や新潟・長岡エリアの住民の生活を支えるスーパー「原信」でも扱っているので、入手しやすいのも魅力的です。
【推薦者コメント】
サイズ展開が豊富なので、大容量をみんなで広げるのもバラマキにも使えて便利です。いろいろな味があるので選ぶのも楽しく、おやつにもおつまみにも大活躍。ベースのおかき自体も米の甘さをしっかり感じられて、ついついつまんでしまいます。直売店の「翁家」では、お店で手焼きしたせんべいも販売していますよ!(な!ナガオカ 編集部)
炭火手焼本舗 翁家(加藤製菓株式会社 直営店)
[住所] 新潟県長岡市南町1-2-26
[電話番号] 0258-32-5500
[営業時間] 10:00~18:00
[定休日] なし
[ふるさと納税] 新潟米おかき食べくらべセット|ふるさとチョイス
[オンライン購入] 加藤製菓 楽天市場店
なんにでも合う万能選手
「新潟農産」天狗党のなんばんしょうゆ
長岡の伝統野菜である希少な赤い神楽南蛮を4度塩漬けにし、甘酒、ニンニク、ショウガと合わせたオリジナル調味料。お米との相性もバッチリで、これだけでごはんのお供になってしまいます。詳しくはな!の別記事、おかわりが止まらない!ふるさと納税で届く「長岡のお米」とおかずを大紹介もぜひご参考ください。「長岡銘品の館 ぽんしゅ館」、製造元である新潟農産の店舗でも購入可能。
【推薦者コメント】
甘さの後に爽やかな辛みが広がり、香味野菜がいいアクセントに。焼き肉のたれや、実は汁物にそのまま入れるのも美味しい使い方です。パスタの味付けにもGoodです!(な!ナガオカ 編集部)
有限会社 新潟農産
[住所] 新潟県長岡市小国町七日町2684-3
[電話番号] 0258-95-3247
[営業時間] 8:00~17:00
[定休日] 日曜日、第2・第4土曜日
[ふるさと納税] 手作りみそ1kg 天狗党のなんばんしょうゆ 塩こうじ|ふるさとチョイス
長岡の四季の風景と味がリンクする
「長谷川酒造」四季を旅するお酒 春夏秋冬セット
酒どころ・長岡市を代表する発酵・醸造の町「摂田屋」に蔵を構える長谷川酒造。1842年創業の歴史ある酒造で、手作業で行う工程を大切に守ってきています。長谷川酒造のユニークな歴史に関しては、「な!ナガオカ」でも詳しく取材していますので、ぜひご一読を。酒蔵の母と娘。175年の伝統を未来につないでゆく、ある親子の物語
代表銘柄の「越後 雪紅梅」は柔らかい口当たりと、全体を引き締める辛味が特徴の日本酒ですが、今回推薦いただいたのは長岡の四季の景色を旅する猫のラベルがかわいい「越後 雪紅梅」の四季を旅するお酒シリーズ。四季に合わせて酒質も違う4本セットで、それぞれの特色を味わってみてはいかがでしょうか。
【推薦者コメント】
「長岡の四季を感じられるラベルで、四季ごとに味わいの違いがあり飲み比べもできて楽しめるセット商品でした。お酒が好きな方へも勿論、長岡から県外に出られた方へのお土産にもおすすめの、長岡を感じられる一品だと思います」(お福酒造 坂詰陽一さん)
▼推薦者の坂詰さんが登場する記事はこちらから
営業マンが手作りする“ある意味、幻の酒”。お福酒造のヨーグルトリキュール
長谷川酒造
[住所] 新潟県長岡市摂田屋2-7-28
[電話番号] 0258-32-0270
[営業時間] 9:00~16:00
[定休日] 土・日曜、祝日
[ふるさと納税] 越後雪紅梅 四季を旅するお酒 春夏秋冬セット300ml×4本【長谷川酒造】|ふるさとチョイス
[オンライン購入] 【ギフトセット】雪紅梅 四季を旅するお酒 春夏秋冬セット|長谷川酒造 オンラインショップ
地元で愛される味を引き継いだ
「吉田家とうふ店」長岡黒いなり
明治43年創業のいなりやさん「山澤屋」の黒いなりは、冠婚葬祭や長岡花火の際は米屋の在庫が無くなるほど作っても足りないほどで、寝る間も惜しんでいなりを包むほど大人気でした。残念ながら2007年に後継者不足で惜しまれつつ閉店となりましたが、その特徴的な甘辛いおあげを求む声は止まず、「山澤屋」にお揚げをおろしていた「吉田屋とうふ店」がその伝統の味を引き継ぐことになりました。油揚げの油抜きともみ洗いを3~4回繰り返し、醤油と砂糖で2日かけて煮るため通常のいなりよりも黒い出来上がりとなっています。手間暇をかけた一品、ぜひ味わってみてください。直営の「吉田屋とうふ店」や「JA越後ながおか とれたて旬鮮市 なじらーて」等、市内各所で購入可能です。
【推薦者コメント】
『普通のいなり寿司用油揚げよりも濃厚な味付けがたまらないお揚げです。タレがたっぷり詰まっているので、中に入れる酢飯に混ぜたり、タレで味付けした蕎麦稲荷にしても絶品です。一昨年長男を出産し、地元東京から母が産後のお世話で長岡に滞在してくれた際に、この黒いなりでいなり寿司を作ってもらいました。私は東京出身なので「故郷の味」と言える食べ物はないのですが、母の作るいなり寿司を家族で囲むことが本当に久しぶりで懐かしく、黒いなりの濃厚な風味も相まってとても温かな気持ちになりました。母も気に入り、帰京する時にはいくつか買って帰ったようです。なかなか東京にも帰れない日々が続いているので、次会う際はこの黒いなりを持っていきたいと思っています』(「松田ペット」看板愛好家 新稲ずなさん)
▼推薦者の新稲さんが登場する記事はこちらから
長岡のロードサイドを彩る「松田ペット」の看板。中毒者続出の魅力と創業者に迫る
吉田家とうふ店
[住所] 新潟県長岡市川崎町2222-2
[電話番号] 0258-32-1547
[営業時間] 7:00~18:00
[定休日] 日曜、祭日
[オンライン購入] 吉田家とうふ店 楽天市場店
できたての味を楽しめる
「さささ堂」笹団子
笹を開くと、新潟県産のもち粉を使用したよもぎ団子が顔をのぞかせます。中にはあんこがぎっしり、笹の香りをほんのり感じる新潟伝統のお菓子、笹団子。特徴的な俵むすびは、全て職人らの手作業で包まれているのだそう。高い和菓子の冷凍技術を持つ「さささ堂」の笹団子は全国どこでもできたての美味しさが冷凍で届くため、遠方の方でも簡単に笹団子の味を遜色なく味わってもらうことが可能です。
【推薦者コメント】
『笹の包みがかわいくて、中のあんこも甘すぎず餅との相性バツグンです。初めて食べた時の、どこからどう食べるの?どうやって開くの?とワクワクした気分は今も忘れられません。他県に住む親戚や友人はもちろん、母国スリランカへお土産に持って行ってもみんな喜んでいました。作っている方にありがとうと伝えたいです』(スリランカ家庭料理の店「あ〜ゆぼ〜わん」 斎木ナヤニさん)
▼推薦者の斎木さんが登場する記事はこちらから
スリランカ、フィリピン、ロシア…海外から長岡へ。3人の女性の移住物語
さささ堂
[住所] 新潟県長岡市下々条町1891-1
[電話番号] 0258-25-2388
[営業時間] 9:00〜17:00
[定休日] 日曜、祭日
[オンライン購入] 笹団子|さささ堂
長岡の味がマスタードになった!?
「竹内農園」タケウチマスタード
長岡の「巾着なす」を使用した長岡の郷土料理のひとつ「からしなす」。茄子をからしと砂糖、日本酒などの調味料に漬け込み、冬でも食べられるように調理した保存食です。それぞれの家庭の味がありますが、地域の伝統野菜を育てている竹内農園さんがつくる「からしなす」をベースに、麹などの発酵食品をブレンドし出来上がったのが「タケウチマスタード」。和風のマスタードは合わせる料理を選ばす、風味をぐっとアップしてくれます。旨口と辛口の2種類あるので、お好みのタイプをチョイスしてくださいね。
【推薦者コメント】
『我が家の畑の師匠・竹内剛さんが販売するタケウチマスタードは、「巾着なす」を使用しており、独特の食感がクセになり、どんな料理にも合うので幅広い年齢層にも楽しんでもらえる商品だと思います。竹内さんの「若い女性や子供に漬物を食べてもらいたい、長岡の野菜を知ってもらいたい」との想いが込められた長岡ならではの商品を、たくさんの方に知っていただけたら嬉しいです』(管理栄養士 ますがたみきさん)
▼推薦者のますがたさんが登場する記事はこちらから
食べることは生きること。管理栄養士ますがたみきさんが描く地域の健やかな未来像
長岡やさい耕房 株式会社
[住所] 長岡市下山2丁目2433-8
[電話番号] 0258-86-7551
[オンライン購入] 竹内農園
全国でも珍しい醤油赤飯
「江口だんご本店」長岡赤飯
同じ名前でも地域によって味付けが大きく違うメニューは数多くありますが、長岡の赤飯もそのひとつ。赤飯と言えば他の地域ではもち米にささげや小豆をいれて、基本はごま塩のみというパターンが多いですが、長岡では醤油と地酒で味付けします。ふっくら炊きあがった新潟県産のもち米の甘さと、地元醸造蔵の醤油と酒の香りがたまりません。甘じょっぱさにやみつきになるお赤飯、ぜひご賞味を!赤飯なのに赤くない!? 長岡名物「しょうゆ赤飯」の謎
【推薦者コメント】
『醤油味の赤飯。新潟県外からの来客があった場合にお土産として渡したり、振る舞ったりしています。全国的にも珍しく美味のため大変喜ばれる。最近、醤油赤飯の手作りキットが販売されたため、コロナ禍で長岡になかなか来られない方にお送りしています』(長岡技術科学大学 小笠原渉教授)
▼推薦者の小笠原さんが登場する記事はこちらから
まちも人も「発酵で面白くなる」って!? 長岡が誇る「名物博士」の微生物ラボへ潜入
江口だんご本店
[住所] 新潟県長岡市宮本東方町52-1
[電話番号] 0258-47-4105
[営業時間] 9:00~18:00
[定休日] 元旦のみ
[オンライン購入] 醤油赤飯(長岡赤飯)|江口だんご本店Webショップ
復活を遂げた幻のもち米を味わう
「江口だんご本店」むかしぼたもち
最後にご紹介するのは、先程の長岡赤飯と同じく「江口だんご本店」がつくる「むかしぼたもち」。生産の困難さから一度は絶えてしまった幻のもち米「里宮大正餅」を、2005年に江口だんごが地域の方達と一緒に復活させて作ったぼたもちは、まさに唯一無二の存在。これまでご紹介してきたオススメのお土産たちは、ふるさと納税やオンラインショップでの注文・配送が可能で、遠方の方にも長岡の味を楽しんでいただけるラインナップでお届けしてきましたが、この「むかしぼたもち」だけは、実は長岡の現地でないと購入できません。長岡にお越しの際は、味わいの背景にあるストーリーも噛み締めながら、ぜひ手にとってもらいたい一品です。
【推薦者コメント】
『幻のもち米「大正餅」をつかったぼたもち。生産者、お客さんと一丸となって行った「大正餅復活プロジェクト」には驚嘆。ふんわり柔らかいお餅と程よい甘さのあんこが絶妙で、長岡周辺の方へのお土産としています。ぼたもちは日持ちがしないため、遠方の方には賞味期限が1ヶ月あるシングルパックの切り餅「里宮大正餅」をお送りしています』(長岡技術科学大学 小笠原渉教授)
江口だんご本店
[住所] 新潟県長岡市宮本東方町52-1
[電話番号] 0258-47-4105
[営業時間] 9:00~18:00
[定休日] 元旦のみ
今回はオンラインで購入できるものを中心に、オススメの長岡土産をご紹介しました。ごはんのおともからおつまみ、スイーツまで「米どころ」らしいラインナップとなりましたが、気になる商品があればぜひ一度試してもらえると嬉しいです。なかなか落ち着かない日々が続きますが、気兼ねなく長岡の現地で味わっていただける日を心待ちにして……ひとまずは、全国どこでも長岡の味を楽しんでくださいね。