まちを知る
-
サステナブルで効率的、キャビアもとれる農業!? 日本最大級のアクアポニックス農場が長岡にある理由
2021.8.11 アクアポニックスという言葉をご存知だろうか。これは、水産養殖の「アクアカルチャー(Aquaculture)」と、水耕栽培の「ハイドロポニックス(Hydroponics)」を掛け合わせた言葉。「なんだか難しそう」という声が聞こえてきそうだが、仕組みはいたってシンプル。ひとことで言うならば、養殖している魚の糞を肥料にして植物を育てるという農業の形態だ。 日本ではまだあまり浸透し
-
長岡のロードサイドを彩る「松田ペット」の看板。中毒者続出の魅力と創業者に迫る
2019/10/29 「松田ペット」の看板。そう聞けば、新潟県長岡市を車で走る人なら、そのビジュアルがすぐに思い浮かぶのではないか。緑、赤、青のポップな色調、独特な画風で描かれた子犬や子猫の絵。それらの看板をよく注意してみると、一枚一枚、絵のタッチが違う。つまり、印刷ではなく、「手描き」なのだ! そして、掲示されている箇所はなんと数百か所にものぼるという。なぜ今どき手描きなのか、なぜあの絵が採用
-
父が築き、息子が仕掛ける「加勢牧場」。酪農、スイーツ、福祉へとリレーは続く
2019/2/16 新潟県長岡市の北西部に位置する和島地域で、日本には100頭から200頭という希少な乳牛「ガンジー種」を飼育し、ガンジー牛乳で作ったアイスクリームやケーキを販売している「加勢牧場」。山あり谷あり、失敗も乗り越えて挑戦し続ける加勢さん親子が見つめる先には、誰もが幸せに暮らせる次世代のイメージがあります。経験をバトンタッチし、未来につないでいこうと奮闘する酪農家の取り組みを取材しま
ひとを知る
-
リサイクルは「循環経済」の最前線! ゴミから新たな価値を生み出すプロ集団「丸共」の仕事とは
全国各地で記録的な暑さが続いた2023年の夏。新潟県長岡市でも、35度超えの猛暑と少雨が農作物の生育に多大な影響を及ぼし、地球温暖化という言葉が改めて身に染みた人も多かったことでしょう。こうした環境問題に対し、「ものを大切に使って無駄を削減」「捨てずに再利用」といった意識も広く浸透しつつある昨今。アパレルメーカーが自社衣料を回収して加工したリメイク商品を販売、また家電量販店が家電製品を回収し、自社
-
活版印刷と和紙で日常に癒しを。新しい取り組みに挑み続ける老舗印刷会社の社長に迫る!
2019/5/28 「印刷会社」と聞くと、何を思い浮かべるだろうか。チラシや本などの印刷を依頼されて行う会社だろうか。 だが、長岡市内の信濃川の近く、南陽工業団地にある創業65年の(有)大林印刷は、「印刷するだけじゃない」印刷会社としてさまざまなチャレンジを行っている。 従業員は5人程度と小規模ながら、豊かな発想で驚くようなプロダクトを製作する大林印刷。その背景を、社長の山田進市さんのインタ
-
地域資源を世界ブランドに!NEOSのデザインから学ぶ「地元のよさを形にする思考」
2018.11.1 2018年5月、経済産業省・特許庁の研究会が「デザイン経営」宣言を発表した。欧米に比べ、デザインへの意識が低く競争力に欠ける日本企業の現状を前提に、ブランド構築とイノベーション実現にデザインを活用する「デザイン経営」を推進しようというもの。状況がどう変化するのか注目したいところだが、すでに企業や教育の現場ではデザインマネジメントは積極的に導入され、実践されている。 新潟
ものを知る
-
“畑違い”で受け継いだ、母娘二代の人生の証。苗木会社が「まんじゅう作り」を始めた理由を聞いた
今から約100年前、新潟県長岡市の越路地域には、地元の人々に愛される特別なまんじゅうがありました。その名も「さわまん」。一般的なまんじゅうとは一味違う、独特の風味をもつ生地が評判となり、ほかにはない味に虜になる人々が続出。しかし、さわまんを作ることができたのは「トヨばあさん」と呼ばれるたった一人の人物だけでした——。 継ぎ手がいなければ、この味は永遠に失われてしまう……。そこで、さわまんを継
-
スピードメーターの名門「日本精機」の新製品は…CO₂測定器!? 変わる時代と、変わらぬ技術への誇りを聞いた
2021.10.4 新型コロナウイルスの流行から一年半。感染症予防の対策として、こまめな換気が今や必須とされています。しかし、暑さ寒さの厳しい季節は室内を密閉しがちですし、定期的に換気をしていても、室内の人数によって空気環境はすぐに変わるもの。厚生労働省は、二酸化炭素濃度1000ppm以下を、換気が良好にされている状態の目安としてあげていますが、目に見えない二酸化炭素濃度について、人の感覚で判断