まちを知る
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川を挟んで隣町と争う「ケンカ凧あげ」。今町・中之島大凧合戦、4年ぶりの開催準備の舞台裏に密着
初夏の長岡の空に舞うのは、なんと巨大な凧。新潟県長岡市では、毎年6月の第一土曜日から三日にわたって「今町・中之島大凧合戦」というお祭りが開催されます。凧あげをするお祭りは数あれど、この祭りの一風変わっている点は、長岡市の中之島地域と、お隣・見附市の今町地域という、現在では異なる自治体に属するふたつの地域が競う「合戦」であること。地元では初夏の風物詩として親しまれており、合戦当日は市内外から多くの人
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川と生き、山と暮らしてきた人々の息遣いが聞こえる。謎の民謡「天神ばやし」を追って(前編)
新潟県長岡市・川口地域。かつては隣接する小千谷市や魚沼市とともに「北魚沼郡」を形成し、2010年に長岡市に編入されたのちもある種の「飛び地」のような形で、中心部とは違った独自の生活文化を紡いできた地域である。 この地域に、「天神ばやし」という民謡が伝わっている。2014年に長岡市が「地域の宝」と銘打って保全を目指している伝統文化のひとつではあるが、川口以外の地域出身である編集部メンバーも誰ひ
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褌一丁の男衆が神社になだれ込む!上杉謙信旗揚げの地・栃尾の裸押合大祭
2018.3.26 新潟県長岡市栃尾(旧・栃尾市)。この土地は戦国大名・上杉謙信が青年期を過ごし、はじめて城主をつとめたことから「謙信公旗揚げの地」としても知られています。 毎年2月の厳冬期。肌を刺すような寒さの中、凄まじい熱気を帯びた祭りが開催されます。その名も「栃尾裸押合大祭」。 褌(ふんどし)一丁とハチマキ、草履のみを身につけた男たちが一目散に神社へと突入し、激しく押し合う大迫