スピードメーターの名門「日本精機」の新製品は…CO₂測定器!? 変わる時代と、変わらぬ技術への誇りを聞いた

「地球環境のため」を合言葉に
培った技術をさらに進化させる
企業向けに製品を提供するBtoBビジネスから、個人消費者向けBtoCの市場にも新たに参入する日本精機ですが、どのような未来を描いているのでしょうか。そもそも、個人消費者向けの製品の第一号が、CO₂メーターになったのはなぜなのでしょう。
笠柳 実はもともと個人消費者向けの第一号製品は、カレンダーとか温度計とか多くの機能を盛り込んだ別のものを開発している途中でした。そうしたなかで、SDGsの観点から環境を守ることにつながる製品を、また新型コロナ感染症の流行にあって、より世の中のためになるものを作ろう、と、CO₂メーターの機能だけを切り出したんです。
笠柳 日本精機としては、これまで持っていた主な販路が企業向けだったわけで、これをいかに個人ユーザーに拡散して、普及させるかというトライが始まるところです。新たな販路を開拓して、第二、第三の個人ユーザー向け製品を作って販売して、という展開につなげていきたいですね。
第二弾がどのような製品になるのか気になるところですが、今後、日本精機は個人向けにはどのようなものを作っていくのでしょうか。
笠柳 今はSDGsへの取り組みが重視されていますから、環境保全に寄与する製品を作りたいですね。様々なアイデアがありますが、市場のユーザーが求めているものを第一に考えたい。第一弾となるCO₂ Lampは、ユーザーの反応を見るためのテストケースでもあります。ユーザーからのフィードバックを大事に、第二弾を考えていきたいですね。
熊倉 今、企業が長期的に成長していくためには、ESG=環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)への観点が必要だと言われています。われわれの企業活動が世の中のためになるかどうか、が大事なんです。考えてみればスピードメーターも交通安全の一助になっているわけで、ヘッドアップディスプレイは、それこそ交通事故のリスクを軽減するためのデバイスです。そういった本業はこれまで通り一生懸命やっていきますし、カーボンニュートラルにも取り組んでいきますよ。
気候変動が深刻な現在、適切な対策を取るためには日本精機の「見えないものを見える化」する技術が非常に大きく貢献するはずです。「いろいろなアイデアがもう出ているんですよ」と話す日本精機の皆さんに、次の展開が楽しみになってきました。
自社製品への誇りを胸に…
とにかく社員が熱く語る
最後に、皆さんそれぞれに、自社のここが凄い!といった会社自慢や製品への思い入れを語っていただきました!

サービス・ディーラー事業部の熊倉伸也さん。自社製品愛が深い!

「デフィも絶賛売り出し中ですので、よろしくお願いします!」と和田涼介さん。

サッカー愛あふれる麻王徹雄さん。
アスリートの皆さんに、感染対策やコンディショニングに役立つCO₂メーターの使用が広まってほしいところです。

これまで他社ブランドに「嫁」や「婿」に出してきた製品が数あるなか「CO₂ Lampはウチの子です」と笑顔の笠柳勇人さん。
※他社ブランドの製品を設計、製造すること。製造のみの場合はOEM。
熊倉 日本精機の名前がついている製品ですから、可愛いですよ。
仕事への誇りと愛着を感じるコメント、ありがとうございました!
「見えないものを見えるようにする」。
その技術を武器に、私たちの生活に真に役立つものを開発し続けている日本精機の皆さん。日本の産業を支えるプライドと、ものづくりのおもしろさを教えてもらった取材でした。社員の皆さんが「ウチの子」と呼ぶ、第一号製品CO₂ Lamp。感染症から身を守るために、手にしてみてはいかがでしょうか。
Text:河内千春 / Photo: 池戸煕邦
Information
日本精機株式会社
[所在地]新潟県長岡市東蔵王2丁目2-34
[HP]https://www.nippon-seiki.co.jp/
[CO₂ Lamp販売サイト]https://prpage.biz/co2lamp/