まちを知る
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小学校の中に美術館!? 子ども学芸員が活躍する上組小のアート教育に迫る
小学校時代の「図工」の授業といえば、絵や工作などに取り組み、夢中になった記憶がある方も多いはず。しかし、大人になるとつい「芸術」あるいは「アート」というものを縁遠いものだと感じてしまいがちで、向き合い方がわからないとか、どう鑑賞すればいいのかわからないという方も、また多いのではないでしょうか。 造形美術教育とは、創作物を生みだすことはもちろん、じっくりと鑑賞して自分の感じ
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新潟県立近代美術館がリニューアル!学芸員に聞く「芸術とのふれあいかた」とは?
2019/11/23 新潟県長岡市の中心部、緑豊かな千秋が原ふるさとの森に佇む「新潟県立近代美術館(以下、近代美術館)」。前身となる新潟県美術博物館が芸術にふれあう機会を充実させるため、複合施設から単独館となって新潟市から長岡市へ移転し、1993年に近代美術館として生まれ変わりました。所蔵作品は国内有数の約6000点あり、県出身作家を主とした「新潟の美術」、明治以降の美術の流れを展望する「日本の
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なぜここに? 謎の彫刻「まいまいひめ」から始まる、“彫刻の街”長岡を巡る旅
2019/8/26 JR長岡駅大手口から西へ、信濃川に向かってまっすぐ伸びる大手通を進むと、商店街が終わる表町交差点の一角に「まいまいひめ」がいます。 笛のような楽器を抱えた少女がカタツムリの上に腰掛けている、メルヘンチックでどこか謎めいた雰囲気が漂うこの白い像は、市民にはおなじみの存在。なぜ彼女はここに?その謎を解こうと長岡の街に点在する彫刻作品を訪ね、長岡市美術協会副会長を務める彫刻家
ひとを知る
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まるで秘密基地!長岡・栃尾にひっそりと佇むツリーハウスに日本屈指のビルダーを訪ねた
「まるでファンタジーの世界に来たみたい……」訪れるものは、誰もがきっとそんな言葉を口にするだろう。新潟県長岡市・栃尾地域の杉木立にひっそりと佇むツリーハウスがある。北欧やジブリアニメのような世界観を醸し出しながら自然と一体化しており、円柱型でとんがり屋根のビジュアルが愛らしい。大人も子供も自由に遊ぶことができる、まるで秘密基地のような場所だ。こちらを手がけたのは、栃尾在住のログハウス職人・馬場弘至
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自然な流れに身を委ね、自由に境界を越える。陶芸作家・矢尾板克則さんの“ズレてる”生き方
いまだ続くコロナ禍の中、働き方や暮らし方を見直すうち、それまで蔑ろにしてきたことに向き合ったり、日常のひとこまに新しい価値を見出したりと、生活意識が変化した人は少なくないはず。たとえば食器棚を整理して、お気に入りの作家の器を日々の暮らしに取り入れてみるとか。リモートワークが増えて在宅時間が長くなれば、自宅で食事をして、お茶を飲む回数も多くなる。作り手の想いが宿る“一点もの”で飲むお茶やコーヒーは、
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長岡・栃尾に現れた「木の魚が泳ぐ」水族館。人の縁が命を吹き込む加治聖哉さんの廃材アート
2021.9.17 長岡の水族館といえば、日本海に浮かぶ『寺泊水族博物館』を思い出す人もいるかもしれません。しかし、海とは真逆の山間部である栃尾『杜々の森』に2021年、水族館がオープンしたとの話が舞い込んできました。山の中に水族館……? そう、これはその名も『廃材水族館』。そこに水槽はありませんが、木でできたイワシの大群やカジキの姿が見えます。それらの海の生き物は、新潟県村上市出身で長岡造形大