まちを知る
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地域のみんなをプレイヤーにする。「宮内・摂田屋method」が掲げる、住民主導のまちづくりプロセス
新潟県長岡市が「発酵・醸造のまち」というテーマを掲げ始めてから、2024年で7年目を迎える。日本酒や味噌・醤油といった醸造業が集積する土地柄、食文化の面からその魅力を発信したいという意図もあるが、もうひとつ、重要な意義として「まちそのものを発酵させる」ということがある。 発酵という現象はその環境に生息する何万もの微生物によって起こる。各々が好きに活動しているうち、その総合的な作用として、味噌
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長岡の秋の風物詩!「発酵・醸造のまち」の定着をみた、4年目の「HAKKO trip」
2022年10月30日(日)、第4回目となる発酵イベント「HAKKO trip」が開催されました。 昨年は宮内・摂田屋エリアに会場を絞りましたが、今年は2020年の第2回以来となる、長岡駅前エリアと宮内・摂田屋エリアの二拠点開催が復活。例年通り新型コロナウイルス感染防止策を実施され、マスク着用や検温、消毒アルコールのほか、人が密集しない飲食スペースなどの工夫をしつつ、新しい試みとして親子向け企画
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秋晴れの市街地が「発酵」一色に! 「長岡の発酵」を楽しむ「HAKKO trip」、3年目の挑戦と手応え
2021.12.7 2021年10月30日(土)、年に一度の発酵のお祭り「HAKKO trip」が今年も開催されました。昨年までは長岡駅直結のアオーレ長岡と、酒蔵や味噌蔵が集中的に立地する摂田屋エリアの2会場開催でしたが、3年目を迎える今年は、会場を摂田屋・宮内に絞っての開催という初めてのチャレンジ。歩行者天国ゾーンも設置して、40ブース以上がそろう大規模なものとなりました。 昨年に引き続
ひとを知る
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【長岡蔵人めぐり 第9回】手間ひまかけて、個性ある酒を醸す。新たな二人三脚で歩き始めた長谷川酒造
新潟屈指の酒どころ、長岡市内の酒蔵16軒を巡る本企画。今回訪れたのは、醸造の町・摂田屋にある長谷川酒造です。175年の伝統ある酒蔵を母と娘が協力し合い、力強く営んできた物語は、以前も「な!ナガオカ」で紹介しました。 -- [過去の取材記事はこちらから] 酒蔵の母と娘。175年の伝統を未来につないでゆく、ある親子の物語 -- 今回は、数年前から全面的に仕込みを任されるようになり、こ
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昔ながらの味噌造りに挑む“元エンジニア”——味噌星六の「発酵哲学」とは?
2018.1.22 ヨーグルト、納豆、甘酒、塩麹など、このところ話題の発酵食品。健康と美容に、またアンチエイジングにも効果ありと注目されていますが、日本の食卓には、はるか昔から発酵食品が存在していました。中でも味噌の歴史は古く、起源は縄文時代や弥生時代ともいわれています。 日本人の食生活が変化し、味噌造りも工業化される中、あえて昔ながらの古式製法を貫き、有機素材にこだわり抜く会社があります