まちを知る
-
映画カクテル100種以上、店員全員テンガロン。個性派バー・フォーティーナイナーズの「正統派の信念」
新潟県第二の都市(シティ、と読んでみよう)として、オーセンティックから個性派まで実は数多くのバーを擁する長岡市。そんな長岡のお酒好きの間で、時おり噂にのぼる店がある。「映画をテーマにしたカクテルがあり、そのレパートリーの数が尋常じゃない」「スタッフ全員がテンガロンハットをかぶっている」「インスタグラムの公式アカウントがとにかく陽気」と、なにやらクセの強そうな要素が渋滞している……。いったいどんな店
-
【お試し移住者インタビュー②】至近距離でアウトドア三昧!20代エンジニア・福田さんの場合
リモートワークが普及した現代、好きな場所を選んで働く人たちが増えています。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした田舎暮らしをしたり、海や山の近くに住んだり。ワーケーションで土地を転々とすることだって可能です。 そんな暮らしのシフトチェンジをお考えの方に、新潟県長岡市では空き家を活用した「移住お試し体験」のプログラムを用意しています。本シリーズは、その利用者に実際制度を活用してみての感想や、長岡氏の印
-
サステナブルで効率的、キャビアもとれる農業!? 日本最大級のアクアポニックス農場が長岡にある理由
2021.8.11 アクアポニックスという言葉をご存知だろうか。これは、水産養殖の「アクアカルチャー(Aquaculture)」と、水耕栽培の「ハイドロポニックス(Hydroponics)」を掛け合わせた言葉。「なんだか難しそう」という声が聞こえてきそうだが、仕組みはいたってシンプル。ひとことで言うならば、養殖している魚の糞を肥料にして植物を育てるという農業の形態だ。 日本ではまだあまり浸透し
ひとを知る
-
誰かの記憶の風景を作り、まちに「大切さ」を取り戻す。ドーナツも売る設計デザイナー・高坂裕子さんの挑戦
長岡市中心部から信濃川にかかる長生橋の西岸へと渡ると、「川西」と呼ばれる地域に入る。「川東」つまり中心部に近い信濃川東岸エリアと比べると少しずつ郊外型店舗が目立つようになり住宅密集地も増えてくる、生活の場所としての性格が色濃いエリアだ。 その信濃川のほとりに「金型ビル」という、名前の通りかつてプラスチック製品の金型を作る工場だったビルを改装した建物がある。3階に以前「な!ナガオカ」で紹介した「ひ
-
リサイクルは「循環経済」の最前線! ゴミから新たな価値を生み出すプロ集団「丸共」の仕事とは
全国各地で記録的な暑さが続いた2023年の夏。新潟県長岡市でも、35度超えの猛暑と少雨が農作物の生育に多大な影響を及ぼし、地球温暖化という言葉が改めて身に染みた人も多かったことでしょう。こうした環境問題に対し、「ものを大切に使って無駄を削減」「捨てずに再利用」といった意識も広く浸透しつつある昨今。アパレルメーカーが自社衣料を回収して加工したリメイク商品を販売、また家電量販店が家電製品を回収し、自社
-
古民家に新たな息吹を吹き込み、地域にひらく書店・喫茶「Rural Reading」。ある移住者がこの場所をつくるまで
仕事や家事に忙殺されて時間が取れず、読みたい本が積み上がるのを見るにつけ、もやもやした気持ちも膨らんでいく……。本好きにとってはきっと、身に覚えのある現象に違いない。自宅だと気が散ってしまいがちだが、場所を変えただけで気持ちが整い、するすると読書が進むこともある。2022年春、新潟県長岡市の寺泊地区に誕生した「Rural Reading(ルーラル リーディング)」は、そんなときに訪ねたい場所だ。