まちを知る
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地域のみんなをプレイヤーにする。「宮内・摂田屋method」が掲げる、住民主導のまちづくりプロセス
新潟県長岡市が「発酵・醸造のまち」というテーマを掲げ始めてから、2024年で7年目を迎える。日本酒や味噌・醤油といった醸造業が集積する土地柄、食文化の面からその魅力を発信したいという意図もあるが、もうひとつ、重要な意義として「まちそのものを発酵させる」ということがある。 発酵という現象はその環境に生息する何万もの微生物によって起こる。各々が好きに活動しているうち、その総合的な作用として、味噌
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水族館を“裏から”堪能できる貴重な機会! 寺泊水族博物館「大人のバックヤードツアー」体験記
突然ですが、皆さんは水族館にどんなイメージを抱いていますか? デートスポット? 家族連れのお出かけの定番? もちろん、それも間違ってはいません。幻想的な雰囲気を満喫したり、普段は見かけることのないめずらしい生物を鑑賞してワクワクしたり、その魅力はさまざまですが、水族館の本来の目的の一つは水生生物の調査・研究にあります。新潟県長岡市にある「長岡市寺泊水族博物館」では、日本海の生物をはじめとする水生生
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長岡の秋の風物詩!「発酵・醸造のまち」の定着をみた、4年目の「HAKKO trip」
2022年10月30日(日)、第4回目となる発酵イベント「HAKKO trip」が開催されました。 昨年は宮内・摂田屋エリアに会場を絞りましたが、今年は2020年の第2回以来となる、長岡駅前エリアと宮内・摂田屋エリアの二拠点開催が復活。例年通り新型コロナウイルス感染防止策を実施され、マスク着用や検温、消毒アルコールのほか、人が密集しない飲食スペースなどの工夫をしつつ、新しい試みとして親子向け企画
ひとを知る
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クラフトビールのレジェンドとまちづくりを語る。「発酵するまち」の条件って何だ?(後編)
2023年10月15日と21日にわたって行われた、新潟県長岡市の発酵文化発信イベント「HAKKO Trip」。そのフィナーレに行われたトークの模様を、前後編で公開しています。 前編では、第一部のゲストとしてご登壇いただいた、クラフトビールブランド「ISEKADO(伊勢角屋麦酒)」の鈴木成宗(なりひろ)社長とのトークをご紹介しました。 [記事前編はこちら] [get_siteUrl]/
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クラフトビールのレジェンドとまちづくりを語る。「発酵するまち」の条件って何だ?(前編)
2023年10月15日と21日、新潟県長岡市で「HAKKO Trip」が開催されました。「発酵・醸造のまち」を謳う長岡で、味噌・醤油・酒といった食文化のみならず、視覚表現やこの先の社会像など、「発酵」という概念をまちや暮らしに取り入れることをさまざまな角度から提案してきたこのイベントも、数えること5回目。毎回どのようにまちと関わっていくかを模索しながら、長岡駅直結のアオーレ長岡や、多数の蔵が集う発
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「子どもが生きやすいまち」とは何か? 親子で、地域で、互いを守り合う場づくりの実践者に聞いた
春の予感を感じる3月下旬、春休み期間に「な!ナガオカ」主催で久々のトークイベントを行いました。テーマは『「子どもが生きやすいまち」ってなんだろう?』。 ここ数年で、地方への引っ越しや広い家への住み替えなど、ライフスタイルを変えた人もいるかと思います。新型コロナウイルスの影響で働き方を中心に生活自体に変化があり、「暮らしやすさ」の主軸が、勤務先や駅に近いといった「便利さ」から多種多様なそれぞれ
ものを知る
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「地域と歩む障害支援」とは何か。アート制作販売から広がる「工房こしじ」の共生の輪
アール・ブリュットという美術用語をご存じでしょうか。正規の美術教育を受けていない人が、既存の表現方法にとらわれずに制作したアートの総称で、障害のある人のアートもそのうちに含まれます。そうした作品をデザインとして商品化する試みをしている事業所があると聞いて、長岡市越路地区にある「みのわの里工房こしじ」を訪ねました。ここは一般企業等で雇用されることが困難な障害を抱えた人に働く場(障害事業所)を提供した
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畑のまんなかで枝豆愛を叫ぶ!枝豆収穫ツアーレポート
2019/11/27 枝豆王国の長岡市では、7月初旬から10月上旬まで品種違いでさまざまな種類の枝豆が収穫されています。9月下旬の2週間だけ収穫されるのは、「一寸法師」。この品種は、JA越後ながおか 枝豆生産者部会の会員のみが作付けできる、門外不出の枝豆です。 そんな幻の枝豆「一寸法師」を収穫できるツアーが、2019年9月28日に開催されました。収穫にうかがったのは、8月に開催された「長岡
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ほろよい気分で長岡自慢の枝豆を堪能!「長岡ナイト」イベントレポート
2019/9/18 枝豆の作付面積が日本一の新潟県。ですが、その事実は全国的にはあまり知られていません。 東京の居酒屋で枝豆を注文すると、出てくるのは小鉢に入ったひとつかみ程度の枝豆。ザルに山盛りになった茹でたての枝豆に慣れ親しんでいる新潟出身者としては、やはり物足りなさを感じてしまいます。 自己紹介が遅れました、わたくし、「ごはん同盟」のシライジュンイチと申します。