まちを知る
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長岡を犬猫の殺処分ゼロ・災害避難のモデルに!新潟県動物愛護センターで考える、これからの共生社会
JR長岡駅から車でおよそ20分。国営越後丘陵公園の少し手前、新潟県立歴史博物館の向かいの坂を登ると、新潟県動物愛護センターに到着します。2012年4月にオープンしたこの施設では、保護されている犬や猫を引き取りたいと考えている人の見学を受け入れており、動物と触れ合いや、飼い方やしつけを学ぶイベントも開催されています。飼い主がやむを得ない事情で手放したり、人間と暮らすことに慣れてこなかった犬猫たちを、
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場をひらき、共有する。空き家リノベーションでまちの風景を変える「かきがわ不動産」
新潟県長岡市の中心市街地を縫うように流れ、信濃川に注ぐ「柿川」。江戸時代は河川水運を担う「長岡船道(ふなどう)」が貨物の積み替えを行う船継地として繁栄し、沿岸には船着場や倉庫が軒を連ねて賑わう商業活動の拠点でした。現在は、川沿いの桜並木がお花見スポットとして親しまれ、毎年8月1日には、1945年同日の長岡空襲で亡くなった方に捧げる灯籠流しが行われる川としても知られています。 長岡市民の生活と
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【お試し移住者インタビュー①】「長岡は子育てしやすい」って本当? 山下さんご一家の場合
「ほどよく都会でほどよく田舎」の新潟県長岡市。海や山が近く自然豊かで、なおかつ必要なライフラインが整ったバランスの良いまちです。エリアごとに個性が異なるため、古民家暮らしのスロー生活、便利な都会的生活など、希望のライフスタイルが叶いやすいまちでもあります。また、東京から新幹線で約90分と好アクセスなので、首都圏との2拠点生活の候補地を探している人にもぴったり!……だと、長岡で働く私たちは思っていま
ひとを知る
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誰かの記憶の風景を作り、まちに「大切さ」を取り戻す。ドーナツも売る設計デザイナー・高坂裕子さんの挑戦
長岡市中心部から信濃川にかかる長生橋の西岸へと渡ると、「川西」と呼ばれる地域に入る。「川東」つまり中心部に近い信濃川東岸エリアと比べると少しずつ郊外型店舗が目立つようになり住宅密集地も増えてくる、生活の場所としての性格が色濃いエリアだ。 その信濃川のほとりに「金型ビル」という、名前の通りかつてプラスチック製品の金型を作る工場だったビルを改装した建物がある。3階に以前「な!ナガオカ」で紹介した「ひ
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塾? 溜まり場? 子どもたちと多様な大人をつなぐ「ひねもす大学」。その教育哲学に迫る
多様性が叫ばれ、生き方の選択肢が増えた現代。自由でありながら、そこはかとない不安も立ち込めていて、この先どう生きたらいいのか、考えあぐねている人も少なくないはず。そんな中、子どもたちに大人の一人として、親として、ポジティブな未来像をどう伝えたらいいのか。「なんのために勉強するの?」というシンプルな問いに正解はあるのでしょうか。 2023年4月に長岡市大島本町に開校し、まもなく1周年を迎える「
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リサイクルは「循環経済」の最前線! ゴミから新たな価値を生み出すプロ集団「丸共」の仕事とは
全国各地で記録的な暑さが続いた2023年の夏。新潟県長岡市でも、35度超えの猛暑と少雨が農作物の生育に多大な影響を及ぼし、地球温暖化という言葉が改めて身に染みた人も多かったことでしょう。こうした環境問題に対し、「ものを大切に使って無駄を削減」「捨てずに再利用」といった意識も広く浸透しつつある昨今。アパレルメーカーが自社衣料を回収して加工したリメイク商品を販売、また家電量販店が家電製品を回収し、自社