まちを知る
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小さくても、僕らの世代でやれることから少しずつ。「小さな山古志楽舎」がつなぐ、地域コミュニティの灯
JR長岡駅から車でおよそ40分、長岡市の南東部に位置する、豊かな自然の残る中山間地域の山古志。2004年の中越地震にて大きな被害を受け、長岡市内に(当時は山古志村であり、長岡市とは別の自治体)全村避難を行った際の仮設住宅の住み分けでも山古志のコミュニティを崩さないよう住民同士でまとまり、小中学校も市内の学校に間借りする形で再開するなど、地域のつながりを大切にしてきたエリアでもあります。 昭和
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バイオ肥料を活用した農業で障害者雇用をオープンに。「夢ガーデン」に見る循環と包摂の未来
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が広く周知されるようになり、企業や自治体もそれぞれの取り組みに着手する中、2021年に内閣府が公募した「地域バイオコミュニティ」に認定された新潟県長岡市でも、企業や大学などと連携し、再生可能な循環型社会を目指そうという機運が高まっています。 長岡市の栃尾エリアにある「夢ガーデン」は、下水汚泥を微生物の力によって発酵分解した肥料やそれを使って育てた山菜・
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雪国初心者必見!雪かき伝道士が教える「大雪の前後にやるべきこと」※大雪防災情報・公的支援リストつき
2021/3/2 2020年の暮れから2021年の初頭にかけて、記録的な大雪に驚いた人は多いだろう。豪雪地帯である新潟県長岡市の中でも雪深い山古志種苧原(やまこしたねすはら)地区では、最大積雪量317センチを観測。とくに年末や成人の日前後の大雪は交通機関のトラブルを生み、たくさんの人の日常生活が混乱した。 筆者は昨年秋に東京から引っ越し、今年新潟で初めての冬を迎えているが、「当たり年に来た
ひとを知る
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長岡・栃尾に現れた「木の魚が泳ぐ」水族館。人の縁が命を吹き込む加治聖哉さんの廃材アート
2021.9.17 長岡の水族館といえば、日本海に浮かぶ『寺泊水族博物館』を思い出す人もいるかもしれません。しかし、海とは真逆の山間部である栃尾『杜々の森』に2021年、水族館がオープンしたとの話が舞い込んできました。山の中に水族館……? そう、これはその名も『廃材水族館』。そこに水槽はありませんが、木でできたイワシの大群やカジキの姿が見えます。それらの海の生き物は、新潟県村上市出身で長岡造形大
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雪国で生まれた夢の乗り物!「世界最小の雪上車」キューボードの実力を体験
2020/6/18 新潟県長岡市は全国で有数の豪雪地帯だ。中山間地域では積雪量が2~3mにもなり、市街地でも背丈を超す積雪となる年がしばしばある。雪化粧をまとった山や木々は美しく見惚れるが、冬季の移動は困難も多く、毎年住民を悩ませる。雪の降らない和歌山県に生まれ、長岡技術科学大学へ入学し、長岡市へ移り住んだ寺嶋瑞仁さんもその1人だ。彼は雪に苦労した経験と熱中していたロボット開発の経験を活かし、雪
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獣害対策の専門家・山本麻希先生に聞く、 人間と野生動物の「共存」の可能性
2020/5/28 この数年、野生動物の生息数や生息地域の変化により、里山では住宅のすぐ近くや田畑にまで、イノシシやシカ、クマなどが現れるという事態が起きています。今回は、長岡技術科学大学で准教授として野生動物に関する研究を重ね、獣害対策の専門家としても多方面で活躍されている山本麻希さんに、全国的にも、また長岡市でも深刻になっているという鳥獣被害について、お話をうかがいました。  
ものを知る
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ワイン造りはまちづくり。長岡・栃尾産日本ワイン「T100K」の先にある「まちの未来像」
2021.10.21 市内に16の蔵を有する酒どころ、新潟県長岡市。個性豊かな酒蔵が勢ぞろいする“発酵・醸造のまち”だが、注目すべきは日本酒だけではない。ここ数年、市内で栽培したぶどうで醸造する「日本ワイン」がじわじわと人気を集めている。 実は、「日本ワイン」と「国産ワイン」はまったくの別もので、前者は国内で栽培されたぶどう100%を使用するのに対し、後者は海外から輸入した濃縮果汁などを国
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【2021年版】遠方の方にも味わってほしい!「ネットで買える」長岡の美味8選
2021.6.10 2016年に公開した帰省のお土産にも最適!長岡のオススメ手土産・お年賀10選は今でも定期的に読者のみなさまに読んでいただける人気記事となりました。全国の方々に長岡でもっと美味しいものを食べて、飲んで、お土産として持って帰っていただきたい気持ちはやまやまですが、ここ1年半ほどは新型コロナウイルスの影響で、思うような帰省や旅行が難しかったことと思います。今は長岡にお越しいただくこ
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キリッと冷やせばピリッと爽快! 山古志の唐辛子「神楽南蛮」がサイダーに
2017.7.15 北海道の「ハスカップサイダー」から「沖縄塩サイダー」まで、全国各地のユニークな「地サイダー」がしのぎを削る昨今。2017年春、いよいよ新潟県長岡市にも誕生しました! その名も「小太郎サイダー」。 材料は「神楽南蛮(かぐらなんばん)」……って、なに? と市外の人は思うかもしれません。ルックスはピーマンによく似ていているものの、間違えてうっかり口にすると、ピリッと辛〜い!!